理学、作業療法士が訪問リハビリへの転職に失敗しないために

公開日: : 最終更新日:2016/12/11 コメディカルの仕事、転職、副業

      

転職後に気持ちよく働くために

最近は執筆意欲が絶好調の新常です。
一時期低迷していましたが、9月に入って完全復活しました。

というわけで今回は、「訪問リハビリへ転職する際に気をつけること」というタイトルでエントリーしてみたいと思います。

私の訪問リハ歴は約2年

私は26歳にして3度の転職を経験し、最終的に(?)訪問リハに落ち着いた身です。

そのあたりの詳しい経緯はこちらにまとめているので参考にしてください。

26歳理学療法士が3度の転職で給料を上げた実体験を語ってみる

なんだかんだで訪問リハに転職してから2年近くが経ってしまいました。
時が流れるのは早いなー。

ぶっちゃけ訪問はどうなの?

多分これを読んでくれている人のほとんどが訪問リハへの転職を検討していると思います。
そして、何より気になるのは「訪問リハって実際どうなの?」という一点だと思います。

結論から言えば、「結構楽しい」です。

訪問事業の楽しさや気をつけるポイントはいずれ別の記事にまとめますねー。

基本的に安定志向の人は訪問に向かないと思う

これは訪問事業所で働き始めた時からずっと思っていたことですが、基本的に安全・安定思考の人は訪問に向いてないと思います。

というのも、訪問リハの事業所は営利企業や個人が経営している場合が多いので、赤字になれば躊躇なく閉鎖してしまうからです。

例えば医療法人が設立した訪問事業部であれば、仮に訪問単体で採算が取れなくても他部門で補填が効くので潰れることはありません。

しかし、経営母体が訪問事業のみに注力している場合、他部門での補填が難しくキャッシュ不足になってしまいます。
いくら資産があっても社員に給料を支払う能力がなくなれば企業として存続することは当然不可能。

経営母体がいくつも事業を展開していれば話は別ですが、訪問事業所を運営するためだけに会社を設立する人も多いですからねー。

それに、運営母体が医療法人の場合と営利企業の場合とでは経営者の考え方に大きな差があります。

医療法人では「地域医療を展開した先に大きな利益が得られるのでしばらくは赤字に耐える」という考えが根底にありますが、営利企業の場合は「一事業としての訪問事業なので、採算が取れなければ潰す」といった感じです。

なので安定思考の人は無理して訪問に行くのはお勧めできません。
病院より確実に倒産の確率は高いですよ。

安全な訪リハ事業所を選ぶ方法はあります

どうしても訪問に転職したいなら医療法人傘下の訪問事業所に転職するのが一番確実ですが、これはなかなか難しいんです。

というのも、医療法人が運営している訪問事業所は基本的に同法人内のスタッフが配属されるからです。

あなたが今働いている病院にも訪問事業部門があるかも知れませんが、そこで働いているスタッフはリハ科から配属されたスタッフばかりだと思います。
下手したら外部の人は一人もいないかも。

訪リハが併設されている病院に転職しても病棟のリハに配属されてしまっては本末転倒。
そうなると結局は営利企業が経営している事業所に転職するしか方法が無いんです。

ただ、折角の転職なので失敗したく無いと誰しもが思うはず。
そこで失敗しないためのたった一つのポイントを紹介します。

あなたが転職する際に見るべきたった一つのポイント、それは訪問事業の継続年数です。

その理由は以下で説明していきます。

訪問事業所は病院と明らかにビジネススタイルが違う

基本的に病院は「待っていれば患者が来る」事業スタイルですが、訪問事業は「自分たちから利用者を取りに行かなければならない」という事業スタイルです。

もっと噛み砕いて言えば、「地域包括や居宅支援のケアマネに事業所の存在を認知してもらえなければ永遠に利用者を紹介してもらえない」ということです。

これは訪問リハビリがスタートする仕組みを知れば一発で理解できますよー。

【パターン1】

病院のMSWが退院調整の際に患者にケアマネを紹介し、そのケアマネが訪リハの事業所を紹介するパターン。

【パターン2】

利用者の家族が地域包括などの福祉事業関連の施設に介護の依頼をして担当のケアマネがつく。
そのケアマネがケアプランとして訪リハを提案し、本人が承諾すればケアマネが近くの訪リハ事業所に依頼をするパターン。

訪問事業全般は主にこの2パターンで仕事の依頼を貰うことになるんですが、どちらにしてもケアマネージャーを通して仕事の依頼を受けるのでケアマネが事業所を認知していないと仕事の依頼自体が来ないんです。

「訪問事業の継続年数を重視するべき」といった理由がなんとなく見えてきました?

事業が継続できていると云うことはケアマネに認知され仕事の依頼が来ているということ。
つまり、余程のことがない限り潰れる心配もないということです。

では具体的にどの程度の継続年数がいいのか?

これは私の経験則ですが、2年以上継続して事業を続けていれば大丈夫だと思います。

実は私が転職した訪リハの事業所は開設してから1ヶ月しか経過していない超絶新参事業所でした。

当時職員は看護師を含めて6名いましたが、利用者はわずかに3名。

職員一人につき30万の給与が支払われるとして、6人×30万円=180万円の固定経費がかかります。
当時利用者は3名でしたので、事業所としての実収入は20万円に満たない額です。
人件費だけで160万円の赤字です。

これ以外にも家賃や交通費などの出費もあるので、月ベースで200万円以上の赤字でした。
年間で2500万円近くの赤字になる計算ですね。

なんとか今は持ち直して月ベースで100万円近くの黒字を出していますが、それでも丸2年近くかかっています。
地道に営業活動を続けてきた賜物ってやつですかね。

そんなわけで開設初期の事業所はケアマネの認知度が低く赤字になりやすく、その分倒産のリスクも高いんです。

自分の力を試したい人は開設初期の事業所も面白いかも

病院で働いていると環境に慣れてしまって業務がマンネリ化する場合が多いと思います。

ですが先ほど言ったように、開設初期の訪問事業所は自分自身で仕事を取りに行く必要があります。

これを言い換えると、あなた自身の総合的な仕事力を試せる場でもあるということ。

自分たちの事業所の長所をロジカルに説明する力、飛び込みで営業をかける積極性など、リハビリとは関係無い分野での仕事力が大いに試される場でもあります。

こういうチャレンジングな環境に燃える人は是非とも開設初期の事業所に転職して、自分自身の「総合的な仕事力」を確かめてみるのありですよ。

基本的に待遇はいいと思う

訪リハの実情の次に気になるのが、「給与を含めた待遇面」だと思うんですが、これは明らかに病院よりいいです。

地域によって基本給の額は違うと思いますが、27〜8万円程度の基本給は貰えると思います。
それにプラスしてインセンティブがつきますよー。

これも各法人が設けている規定があると思いますが、大体は月80件を超えた場合はその後の訪問は1件につき4000円を支給って感じの場所が多いと思います。

月100件訪問した場合は基本給28万円+(超過訪問分20件×4000円)=36万円って感じですね。
この場合、訪問100件÷月20日勤務=1日5件(人)の訪問で事足ります。

1日5件程度であれば楽でもなく忙しくも無いといった感じ。

それに加えて何時に事務所を出発するなどのスケジュールは自分で決められるので、比較的マイペースで仕事を進められます。

転職活動に失敗しないために

最近ではリハ職専門の転職サイトも増えてきましたが、どの求人情報を見ても詳しい情報が載っていないのに気がつきました?

職員数や給与などは載っていますが、肝心の継続年数や職場の雰囲気などは一切載っていないですよね。
こういう表に出ない情報を得るためには転職サイトではなく、転職エージェントを利用する必要があります。

転職エージェントを初めて聞いた人も多いと思うので軽く説明しておきます。

転職エージェントとは、あなたの転職活動を手伝ってくれる転職アドバイザーが在籍している事業所のことです。

転職サイトを運営しているリクルートという企業を聞いたことあると思うんですが、これがまさしく転職エージェントのことです。

転職アドバイザーが手伝ってくれる範囲は多岐にわたりますよー。

例えば、あなたに変わって事業所と給料の交渉を行ってくれたり、一般公開していない優良求人を紹介してくれたり、職務経歴書の添削を行ってくれたりと、あなたが抱える転職の不安を全力でサポートしてくれます。
基本的にサポートは電話で完結しますが、希望すれば実際に会って模擬面談などもやってくれますよ。
もちろん利用は完全無料です。

無料の理由はビジネスモデルにあるんですが、これは話が脱線するので割愛します。

とにかく転職エージェントを利用するメリットは大きいです。
転職に対する安心感という意味でも、入職後に納得できる職場という意味でも。

私が贔屓にしている転職エージェント

冒頭で言いましたが、私自身3度の転職経験があり、その都度転職エージェントにはお世話になる機会が多かったです。
特に私が贔屓にしていたのがマイナビ医療介護です。

マイナビといえば石原さとみさんがイメージキャラクターを務める大手の転職サイト。

現状ではリクルートがリハビリの転職エージェント業界に参入してきていないので、私はマイナビ医療介護に全幅の信頼を置いています。
転職支援を行う企業としての知名度があるので当然の選択かなーと思います。

もちろん名前だけで選んだわけではなく、アドバイザーの質や非公開求人の多さなど、他のリハ専門のエージェントを圧倒するだけの価値があります。

ぜひ皆さんも転職の時には活用してみてください。

▼マイナビ医療介護の詳しい情報はこちらから

マイナビ医療介護に無料転職支援サポートを申し込む

まとめ

先ほど紹介した転職エージェントはぜひ使い倒してください。
ビジネスモデルの関係上、マイナビ側もあなたが長く働ける環境を紹介することに意味があるので、とことん転職活動に付き合ってくれますよ。

もちろんアドバイザーが合わないと感じたら途中で変えてもらうこともできるので遠慮なく意見をぶつけてください!
せっかくの転職なので少しでもいい環境で働けるようにやるべきことはやっておきましょう!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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