医療費控除と高額療養費の違いは?申請できる範囲をしっかりと知ろう!

公開日: : 最終更新日:2016/12/14 社会保障・経済・時事

      

損をしないようにちゃんと申請しよう!

タイトルを見ただけで発疹が出てきそうな制度名ですが、医療費控除と高額療養費の意味や違いを知っていますか?

医療制度に関しては難しいものが多く、いったいどこまでが控除や返納の対象になるのかわからないという人が多いと思います。
基本的には能動的に動かないと一切返還されないお金になりますので、自ら動く必要があります。

今回はそんな、医療費控除と高額療養費について分かりやすく解説したいと思います。

制度を活用する方のお役に立てればと思います。

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社会保障の一つです 

医療費控除、高額療養費制度、この二つはともに医療費を返納してくれる制度のことです。
今問題になっている社会保障の一つですね。

高額療養費に関しては政府が削減方向で話を進めているとのこと。

ますます日本は病人に対して厳しい世の中になっていきそうです。

 

医療費控除

一定以上の医療費を支払った場合に所得控除を受けれられる制度になります。
控除を受けることができる金額が決まっており、最高200万円までとされています。

いわゆる還付金の一つであり、現金での変換ではなく所得税から控除されるといった形で返還されるお金になります。

控除を受ける条件

(1)1/1〜12/31の一年間で10万円以上を医療費として使った場合
(2)所得税を納めていること
(3)年間所得が200万円未満の人は医療費の合計が所得の5パーセント以上であること

主にこの三つです。

もちろん現金払いではなくてもオーケーです。
薬代や交通費も含まれるので領収書はしっかりと持っておきましょう。(ただし公共交通機関に限る

控除の対象

基本的に病気の治療(入院時に病院から提供されたものも含む)は控除の対象になると認識していただいて問題ありません。

以外と知られていませんが、義手や義足なども控除の対象になります。

逆に適応外のものとしては、妊婦の出生前診断や予防接種、リラクゼーション目的での接骨院などの利用は控除の対象にはなりません。また、美容目的の整形オペやAGAなどの治療費も控除の対象外です。(美容目的の手術などは施術時も健康保険対象外なのでお気をつけください

交通費が控除の対象とされることは有名ですが、ガソリン代や駐車場代は控除の対象にはなりません。
つまり、自家用車を使うことは原則認められていないということです。

タクシーなどの交通機関は場合によって控除の対象外になるので気をつけて下さい。

そしてこれがとても重要なのですが、例えば入院時に支払われた保険金などは控除の対象に含まれません。さらに、公的な保険もその中に含まれているため、後に紹介する高額療養費(医療保険)も含まれません。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

参考:国税庁

控除される金額

上で紹介した控除の対象になる医療費の合計を詳しく計算したい方はこちらのリンクより自動計算が可能ですので是非ご活用ください。

参考:つるま歯科医院

 

高額療養費

入院などで一定以上の高額な医療費を支払った際にお金が返ってくる制度です。
ですので、基本的には退院時の高額な医療費に対して適応される場合が多いです。

もちろん返ってくる額も大事なのですが、重要なのはこの制度を知り、返ってくるべきお金があるということをしっかりと認識することにあります。

申請は一ヶ月単位で、過去2年分まで申請をすることが可能です。

限度額適用認定証

高額療養費を申請するにあたって、実は二つのパターンがあります。

一つは事前申請と言って、退院時の支払いから直接免除されるパターン。

もう一つは事後申請と言って退院時の支払いからは免除されず、事後人生をすることによって返還されるパターンです。

オススメは圧倒的に事前申請です。
一時的とはいえ、事後申請では大きなお金が必要になります。予め退院時に費用がかかることがわかっている場合は限度額適用認定証を申請し、窓口での支払いを減らすことをお勧めします。

申請場所は健康保険を発行している機関になります。

協会けんぽの方はこちら⇨協会けんぽ 限度額適用認定証

事後申請

高額療養費を申請するにあたって、方法が2パターンあることは知っていただけたかと思います。
上で紹介した、限度額適用認定証を使ったパターンは事前申請になります。

では事後申請の場合はどうなるのでしょうか?

事後申請の場合は、窓口で全額を一時的に負担していただく形になります。その後、健康保険を発行している機関に高額療養費申請を行います。

協会けんぽの方はこちら⇨協会けんぽ 高額療養費申請

自己負担額

高額療養費には自己負担額といって、収入に応じて高額療養費を受けられる負担額が変化してきます。

詳しい計算方法はこちらをご覧ください。

参考:保険の教科書

 

二つの制度の違いなんとなくわかりましたか?

名前だけ見ると難しそうな制度ですが、中身を見てみると以外と簡単なんです。

(1)医療費控除は税金から控除され、高額療養費は支払いから免除される(もしくは後に現金で返還

(2)もちろん税金なので確定申告と一緒に申請するのが医療費控除。一方健康保険機関に申請し、医療保険から支払われるのが高額療養費。 

(3)年単位で申請するのが医療費控除、月単位で申請するのが高額療養費。

大まかに分けるとこんな感じですかね。

まとめ

制度の違いを知っていることも大事ですが、まずは制度自体を認識することが大事です。
高額療養費に関してはしている方も多いかもしれませんが、医療費控除に関してはかなりズボラな方も多いようです。

というのも、医療費控除は高額療養費に比べて金額が小さい場合が多いので、申請がめんどくさいって人がほとんどです。

一年間に4万〜5万円の控除だったとしても、20年経てば100万円以上になる可能性だって十分にあります。
面倒くさがらずしっかり申請しましょう。

ですが、こういった情報は国からアナウンスされることは殆どありません。

医療費が膨らみ続けている昨今、社会保障費を削る動きがかなり活発化してきています。国としてなるべく医療費を抑えたいという動きがある中で積極的にアナウンスしないのは当然のことです。

そして医療費は公費を使っています。公費を使うということは知っている人は得をして、知らない人は知っている人が得をする以上に損をするってことなです。

なんたって皆さんが平等に支払っているお金ですからね。

こんなことで損をしないように気をつけてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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