東芝がヤバそうだから何が起こったのか軽く調べてみた

公開日: : 社会保障・経済・時事

      

さて、東芝どうした?

皆さんもニュースで散々報道されているのでご存知だと思いますが、今東芝がヤバイです。

詳しくはこちらをどうぞ⇨IRイベント/決算説明会(東芝ホームページより)

で、この決算説明会の情報を読んで、どれだけの人が内容を理解できるのかって話ですよね。
実際、「難しくて分からんぷーっ」て人も多いと思うんです。

というわけで、若干雑ではありますが(笑)、今回はこの東芝の一件を出来るだけ分かりやすく伝えていこうと思います。

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一体何が起こったのか?

今回の一件、ものすごく簡単・端的に言ってしまうと、東芝の関連会社が下手こいた、と言う感じです。

その尻拭いとして東芝が債務超過に陥りそうだ!という感じです。

ちなみに損失額は6000億とも7000億とも言われていますが、実際のところはよく分かりません。

何がどうしたらそんなに多額の損失が出るのかい?

今回下手こいた関連会社は、東芝が87%の株式を保有する会社です。
つまり、東芝と下手こいた企業は利害関係にあるという事です。

で、その関連会社が去年の1月初めに原発建設会社を買収。
その時の買収額が大凡250億円〜300億円程度だったとされています。

その際、「のれん」と呼ばれる引当金のようなものを計上しています。

「のれん」とは、買収額と実際の評価額のギャップみたいな感じです。

IRによると、今回の買収で105億円程度ののれんを計上すると書かれていたので、買収額が300億円だったと仮定して考えた場合、原発建設会社の資産は195億円程度だと見込んだのでしょう。

300億-195億=105億
この差額が「のれん」です。

えー、なんで195億で買収しないの?と思う方が多いと思うんですが、企業買収には現金資産だけではなく、無形資産と呼ばれる「ブランドイメージ」なども対象になることから、資産額と買収額にギャップが発生するんです。

つまり、将来的に投資分を回収できると見込んでいるとも言えるんです。
そもそも回収が見込めなければそもそも買収なんてしませんけどね・・・。(笑

また、高い買収額は被買収企業の株主を説得する材料にも使え、買収行為がスムーズに進むというメリットもあったりします。

さて、今回の買収の一件、今しがた説明した「のれん」が重要な鍵を握っています。

突如発表された「のれん」の修正

実は企業の買収案件に「のれん」は付き物。
100億円程度ののれんは普通に起こり得る話なんです。

そう、100億円規模であれば・・・・。
その瞬間は突然訪れます。

東芝の関連会社が買収を発表してから11か月後の2016年12月5日、突如東芝のホームページでこんな説明文がアップされました。

CB&Iの米国子会社買収に伴うのれん及び損失計上の可能性について

この説明文によると、本来105億円程度で済むはずののれんが、企業価値を再査定したところ数千億円規模に上る可能性がある、とされています。

つまり、買収の時点で買収先企業の価値を大きく見誤ってしまったというわけです。

東芝が87%の株式を保有している関連会社の失態ですから、当然その損失は東芝が負うという構図が成り立ちます。(厳密に言うとちょっと違いますが、まぁ難しい話は無しにしましょう)

これが今回東芝に多額の損失を負わせた根源だというわけです。

正直何が起こっているのか分からない

本来105億円で済む予定がいきなり数千億円単位の話になっているわけですから、これは意味が分かりませんよね。
企業の価値を見誤るにもほどがあるだろうと。

裏帳簿か?
特許の関係か?

おいおい、どんだけ借金あったんだよ!と、ツッコミたいところですが、とにかく今は詳しい説明が待たれます。

東芝の対応策

原文はこちらからどうぞ⇨当社メモリ事業の会社分割による分社化の方針の決定について

今回の損失の件で東芝とった対応策は3つ。

1、会長の退任
2、米原発事業からの撤退
3、半導体部門の分社化

特に1月27日付で発表されたリンク先「当社メモリ事業の会社分割による分社化の方針の決定について」の内容を少し掘り下げてみます

今のところは新設分割の予定らしい

今回の損失で多額の損失が出ることが予想され財務調整が急務なわけですが、その一環として半導体部門(メモリ事業)の会社分割による分社化を発表しました。

会社分割というのは、自社が抱える事業を手放し、他者に引き継いでもらう(事業承継)ことを意味します。
そして、会社分割にも種類があり、大きく吸収分割新設分割に分けれらます。

吸収分割とは、既存の企業に引き継いでもらう場合の事を指し、新設分割とは、新しく設立した企業に事業を引き継いでもらうことを指します。

今回の東芝の発表によると、100%東芝資本での新設分割ということらしいです。
もしくは、新たに作る子会社に事業を吸収させる、吸収分割ということらしい。

つまり、東芝が新たに会社を作り、その会社に半導体事業を継承させるという流れです。
今の所は。

東芝本体が弱っている中、半導体事業を切り離して体制を強化し、「損失補填のためにいっぱい稼いでくれよー、半導体!」といったところでしょうか?

まぁ分社化すればお金も借りやすくなりますし、資本金の額によっては節税にもなるでしょうから、意外とメリットは大きいのかもです。
何より、他社に技術を売ることがないですからね。

まとめ

さぁ簡単にまとめてみましたが、正直私自身も何が起こっているのかよく分かっていないというのが本音です。

債務超過ですかー。
不履行になるとヤバイですが、3月までに何とか持ち直して欲しいものです。

シャープみたいに減資するんかな?
配当金払えるのかな?

謎は深まるばかりです。

では。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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