理学療法士にやりがいや楽しさは必要なのか?

      

PTとして働く以上やりがいは不要な価値観

先日、後輩の理学療法士と話している時にこんな話題が出ました。

「俺、今の職場辞めたいんですよー」

なんで?と聞くと案の定やりがいが無いからだと。

慢性期で患者さんに変化が無いのがつまらないんだそう。

その場は特に何も言わず終わりましたが、私は、理学療法・作業療法にかかわらず、医療の現場に携わる人の常套句である「やりがい」という言葉に違和感しか覚えません。

あくまで個人的な価値観ですが、リハビリ職にやりがいは必要ないし、やりがいを理由にして転職するのも違う気がします。

今回の記事はとげとげしい記事になりそうな予感がしますねーw

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やりがいが無ければやらないのか?

やりがいがある仕事は世の中にたくさんありますよね。

ことに医療系のお仕事は社会奉仕に直結する仕事なので感謝される事も多く“やりがい”を感じる機会も多いと思います。

ただ、どれだけ奉仕の心を持って患者さんと接していたって相手にそれが伝わらない事もありますよね。

言い方が悪いですが、我々が接する相手は障害者が多いわけで、脳に障害を持ってる人も沢山いるわけですから意思が伝わりにくいのは当たり前です。

ですが、感謝されなければやらないのか?と聞かれればそれは違うと思うんですよ。

だって、社会奉仕以前に自分たちの生活が掛かっているわけですから。
中途半端なところで投げ出すわけにいかないですよね。

いい大人が責任を放棄して逃げ出すのもカッコ悪いし、養う家族がいるならそんな愚行はもってのほかでしょう。

結局、やりがいがあろうがなかろうがやらなきゃいけないんですよ。

義務だろうが強制だろうが嫌々だろうが、お金を貰っている以上は平等に奉仕するのが社会人。

世の中って誰かの犠牲の上に成り立ってるわけで、自分だけが犠牲を払わないでのうのう生きていくなんて不可能です。

それが嫌なら代表にでもなって会社を作るか、資本主義を根底から覆すしかないでしょうw

患者が良くなればやりがいを感じるのは当たり前

理学療法士としてのやりがいにはもう一つ種類があり、「自分が手を加えて患者が良くなった」というやりがいも存在しています。

すべてに共通する事ですが、状態が上向きになればやりがいを感じるのは当たり前ですよね。

運動・勉強・恋愛・・etc

問題なのは逆の立場の時です。

自分の主義(手技)を貫いて、それでも良くならない患者にはどう接するべきなのか?

人間なので良くなる患者と付き合いたいと思うのは当然の心理ですし、頼ってくれる人の前に立ちたいと思うのは当たり前です。

でもそれだけだと予後良好の患者としか向き合えなくなる。

良くなる人には全力を尽くして、良くならない人には手を抜く。

患者が良くなる事にやりがいを感じている人は、逆にこういう危険性も孕んでいるわけですね。

だから、理学療法士にやりがいなんて必要ないんですよ。

少なくとも自分たちのやりがいを追求するのは違うわけで、患者さんが現状より少しでも前に進むためにはどうしたら良いのか?を探求しなくちゃいけない仕事だと思うんです。

「やりがい」という価値観は一度捨てて、手技に凝り固まった頭を一度氷解するべきだと思うわけです。

まとめ

今回の記事が極論だということは自覚していますが、やはり「やりがい」という価値観に縛られた人はどこかで綻びが出るように思えてなりません。

患者さんを良くしたい!と思う気持ちは素晴らしいですし、リハに関わる以上持ち続けたい価値観です。

ですが、患者さんの状態によってやりがいを左右されるのはプロとして失格でしょう。

熱意は必要ですが、仕事である以上「やりがい」は必要ないんです。

極端な意見ですが、こういう価値観を持って働いている人もいるんだー程度に認識していただけると幸いです。

では。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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