高級時計が欲しい30代、40代にオススメする王道外しの腕時計

公開日: : 最終更新日:2020/12/09 時計とか

      

ロレ、オメは被るから嫌だー!って人に

高級時計が気になる30代、40代の皆さんこんにちは。
当ブログ管理人の新常です!

私は現在27歳で、趣味の一環で高級時計のコレクションをしています。
ロレやオメもちろんのこと、高級時計初心者の皆さんが聞いたことも無いようなブランドまで手広く調査してます!

そんな今まで蓄えた時計の知識を社会に還元すべく、「ロレックスは被るから避けたいなー」とお考えの30代・40代の方に王道外しの腕時計を紹介したいと思います。

購入の参考に役立てていただけると幸いです!

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パテックフィリップ

時計好きには度々「ロレがベンツなら、パテはロールス」と形容されるパテックさん。
王道外しと言いつつも、時計を語る上で高級時計の王様「パテックフィリップ」は絶対に避けては通れない道ですね。

【正規価格19,400CHF(日本円259万2000円)】
【並行価格 203万円〜】

いかがでしょうか?
パテックの定番モデル「カラトラバ」です。
上記のモデルは 「96(クンロク)」の愛称で親しまれている、カラトラバの中でも最人気モデル。

シンプルなデザインを追い求め、極限まで無駄を削ぎ落とした結果がこれ。
もうそこには何も無い。
無駄の多い私の文章とは正反対のようだ。

搭載されているキャリバー215PSは抜群の巻き心地ですよー。キモチィー!!
秒針が時針・分針の下に配置されている「スモールセコンド」も215のお馴染みですね。

あと、現物を見に行った際は必ず時計の裏ブタを見てくださいね。
シースルーバックと言って裏面が透けて内部構造が丸見えなんで。
ある意味女の裸より魅力的。なんつって。

同じモデルの別色にイエローゴールド、ホワイトゴールドがあるんですが、ローズゴールドが一番人気でしょう。
多分圧倒的に。

おっと、勘違いされる方も多いんで一つ言っておきます。
イエロー・ホワイト・ローズにそれぞれ「ゴールド」が付いてますが、これは単なる便宜ではなく本物のゴールドを意味してるので悪しからず。

価格は200万〜以上と高額ですが、それ以上の価値と風格を感じさせる正真正銘の超高級時計でっせ!

パテック・フィリップ カラトラバ 5196R-001

バシュロンコンスタンタン(以下VC)

知らない人は必ずこう言います。「タンタン?辛いの?つーか名前ダサくね?」と。
はい、ドボーン。
タンタンという可愛らしい響きに侮るなかれ。

こちらのブランドは1755年創業の時計メーカー。
時計王国スイスの中でも、現存する最古のメーカーと言われています。

先ほど紹介したパテックフィリップ、オーデマピゲ、そしてバシュロンコンスタンタンを総じて世界三大時計と呼び、値段の高さや高級感より別名「雲上三大時計」とも呼ばれちゃったり。ラジバンダリ。

御三家や三英傑ではなく、雲上三大ですよ?
天下人秀吉でもなければ最後の将軍慶喜でもない。
そう、タンタンです。

【正規価格 229万5000円】
【並行価格 190万円〜】

VCの定番はパトリモニーというドレスウォッチなんですが、今回紹介するのは「オーヴァーシーズ」というVC随一のスポーツモデル。
余談ですが、高級時計はスポーツ・ドレスの2ラインに分けられるのはご存知ですか?

知らない方のために解説すると、普段仕事で見かける時計の多くはスポーツウォッチ(ビジネスウォッチ)です。
特徴は防水性・耐久性抜群だけど、デザインがすごく地味。おまけにチタンorステンレス製。

一方のドレスウォッチは、その名の通りドレスやスーツに合わせるために作られた高貴な時計のことです。
特徴としては、ゴールド製なので傷付きやすい、熱に弱い、壊れやすいの逆三拍子が揃っています。
元々がセレブの嗜み時計なのでこれは仕方ないです。

んなわけで、多くの人はスポーツウォッチをフォーマル時計と連想しがちですが、本当にフォーマルなのはドレスウォッチの方だったりするんですよねー。

話が逸れましたが、前述の通りオーヴァーシーズはVCの誇る高級スポーツウォッチです。

ジュネーブ産らしい畏まった作りでありながら、機能面では150m防水を実現。
機能面・デザイン面・価格ともに「目立たないけどヤバイやつ」です。隠れファンキーなやつです。

ビジネスシーンで使う際にも問題ありませんし、「あれ?それタンタンじゃん!」なんて気がつかれる事はまず無いでしょう。
良くも悪くも華がなく、雲上三大の中では最も地味な存在。
購入すれば名実ともに間違いなく「自己満の極み」でしょうw

全然関係ないですが、徳川慶喜が生まれたのが1837年。
タンタンの創業は1755年。



思い切るには些か値が張りますが、公私ともに活躍すること間違いなしです。
しかし、合コンでモテるかは別。

ヴァシュロン コンスタンタンオーバーシーズ オートマティック 4500V/110A-B128

興味のあるブランドは?

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ここからが本番

パテックもタンタンもすごーくいい時計、ものすごーーーくいい時計なんですが、いかんせん高い。
30代・40代になって資金に余裕があると言っても、200万オーバーはちょっと・・・ねぇ。

なので、もう少し価格を落とした時計をご紹介したいと思います。

とはいえ、それでも結構お値段しちゃうんですけどねー。
こればっかりは「高級時計」なので仕方ないっす。
でも、生涯で5万の時計を10回買い換えると考えれば、50万円の時計を1回買う方が満足度高いと思いますよ。(経験則

モーリスラクロア

モーリスラクロは20世紀初頭にスイスで設立された高級時計メーカーです。
ただ、高級時計と言ってもべらぼうに高いわけではなく、10万円前後で買える時計も揃っています。

例えば、「アイコン」と呼ばれるモデル。
頑丈なオールステンレスで、デザインも何処となく某高級時計メーカーの人気モデルっぽい。
クオーツ時計ということもあり価格は10万円程度です。
個人的に結構お気に入り。

【正規価格 10万5800円】
【並行価格 9万7000円〜】

ただ、モーリスラクロアの特徴といえば、挑戦的・革新的なデザインなんですよね。
アイコンは確かにかっこ良いんですが、ラクロアにしてはちと保守的。

残念ながら在庫を見つける事が出来なかったので動画だけの紹介になりますが、

いかがでしょう、この奇妙な秒針の動き。
海蛇みたいな気持ちわるーい動きが特徴の「ミステリアスセコンド」と呼ばれるモデルです。
この奇天烈さを見ちゃうとアイコンじゃ物足りないっすよねー。

で、実は奇妙な動きをする秒針を備えた時計がもう一種類存在します。

こちらのモデル名は「スクエアホイール」です。
もう見たまんまですよねw

6時位置の四角いホイールと9時位置の三輪のホイールが上手いこと噛み合うように作られてます。
偏見ですが、男の人はこういう規則的な(幾何学的な)動きが好きって人多いんじゃないでしょうか。

無論、ミステリアスセコンドもスクエアホイールも機械式時計。
時計の設計者って凄いこと考えますよね。

ジラールペルゴ

今回の記事で私が最もオススメするのがジラールペルゴです。

いやー、スイス時計の歴史は本当にすごいですよ。
あまり有名ではないGPですら創業は1791年です。
日本はまだ江戸時代。

【正規価格 120万9600円】
【並行価格 無し】

これ、どうっすか?
かっこよくないっすか?
その名も「ロレアート」です。

このモデルはGPの中でも特に人気のあるモデルなんですが、その背景には一人の有名デザイナーの存在があります。

その人の名は「ジャラルド・ジェンタ」です。

彼の時計界に及ぼした功績は凄まじく、ゴールド製が当たり前だった高級時計の常識を覆した男とも言われています。
別名「ミスターステンレス」と、勝手に呼んでいます。

▼オーデマピゲの「ロイヤルーク」とか、

【正規価格 178万2000円〜(サイズにより変動)】
【並行価格 150万円〜】

▼パテックフィリップの「ノーチラス」とか、

【正規価格 21,900CHF(日本円292万6000円)】
【並行価格 450万円〜】

ノーチラスは2020年12月現在超プレミアム価格がついており並行価格910万円〜です。

▼IWCの「インジュニア」とか。

【正規価格 82万6200円】
【並行価格 57万円〜】

いま紹介した時計は全てジェンタさんがデザインした時計。
もちろんステンレス製です。
しかも、各社の顔とも言える人気モデル。

いやはや、ロレアートに人気が集中するのは必然ですな。

ブレゲ

ブレゲは1775年にパリで創業した老舗高級時計メーカーの一つです。
つーか、どこも彼処もどんだけ江戸時代なんじゃい!!

前述したPP、VC、AP(オーデマピゲ)の雲上三大時計にブレゲ、ランゲ&ゾーネの2つを加えると「世界5大時計」なんて呼ばれちゃいます。

創業者のブレゲ氏は、時計の歴史を2世紀早めた人物として有名。
今では当たり前になった自動巻機構や、高級時計の代名詞である超複雑機構の「トゥールビヨン機構」を開発した天才時計師です。

そのブレゲ社が誇る超ハイビート時計「クラシッククロノメトリー」がこちら。

【正規価格 473万400円】
【並行価格 350万円〜】

通常腕時計は毎時28,800振動でハイビートと呼ばれますが、この時計は毎時72,000振動w
もうオバケスペックですよ。

一見すると特徴がないように見えるんですけどねー。
その正体は滅茶苦茶ムッツリ野郎w

理論より直感。
振動数別の音の違いをどうぞ。

もう異次元w
一人だけ工事現場で作業してるみたいな音になっとるw

ただ、ビート数が多ければ良いってもんでもないのが難しいところなんですよねー。
機械の磨耗が激しい分メンテナンス費用もかかりますし。

一応シリコンひげゼンマイを採用しているので磁気帯をしにくい時計ですが、それを差し引いてもメンテ代がバカ高そう。
価格も300万円以上なので、ちょっと無理ゲーですね。

って、これじゃぁこの記事を書いてる意味ないんで、もう少し現実的なやつ紹介します。

【正規価格 101万1600円】
【並行価格 75万円〜】

モデル名は「アエロナバル」です。

モデル名には諸説あり、フランスとスペインにまたがる歴史的地域の名を冠して付けられただとか、空軍用の時計として造られた事に由来するだとか。
アエロはエアロの訛りだとか。
正直、どれが正解なのか私にもわかりません。

ブレゲの中では最も購入しやすい価格帯なので、一番人気なんじゃないですかね?
ビジネスには向かないですが、夏でも冬でもシーンを選ばす着用できそう。

空軍よりもダイバーズっぽい雰囲気ですが、一応元は空軍用の時計だったみたいです。

アエロナバルといえば、購入者の多くがステンレスベルor革ベルトで悩むことで有名。
それだけどちらのベルトを選んでもよく映えるわけです。
なかには「選べなーい!」が高じて両方買う人もいるらしいですよw(ブレゲ店員に確認済

時計好きの私に言わせれば、この価格でブレゲのオーナーになれるなら相当安いもんですぜ。

ユリス・ナルダン

ユリスナルダンは1846年にスイスで創業。
いやー、やっとですよ。
やっと江戸時代末期。←しつこい

錨(イカリ)のマークでお馴染みのユリスナルダンさん。
航海用の時計を専門に作っていた歴史があるので、マリーン感が色濃く残ってます。

クロノメーターと呼ばれる高性能ムーブメントが特徴で、抜群の信頼性から各国の海軍より高い評価を受けています。
日本の海軍が所有する船の計器としても採用されていたので、日本でも知ってる人は知っているブランドだす。

ユリスナルダンのメインラインは「マリーン」と呼ばれるモデルです。
マリーン感を超えて、もはやマリーンです。

実はブレゲにも同名のモデルが存在するのですが、コアなファンにはマリーン=ユリスナルダンというイメージの方が強いかと。

【正規価格 100万円】
【並行価格 70万円〜】

爽やかブルーの文字盤、タンカーのロゴ、タキメーター、クロノグラフ搭載。
もう非の打ち所がないくらい完璧な航海仕様の時計です。

最初の一本としては少々無名すぎるかもしれませんが、実はロレックスやオメガよりも古い歴史を持つ老舗高級時計メーカーです。

名より実をとるタイプなら、ユリスナルダンを検討してみては?

 

既製品では満足できないワガママな方へ

王道外しの王道は、本来独立系の時計を選ぶことです。

独立系というのは、どこのメーカーにも属さず、自分一人、もしくは身内でチームを作って時計を製作している人たちのこと。

ただ、独立系の時計は価格がすこぶる高い。
おまけに本数も少ないので手に入らない。
なので、あまり現実的ではない。


というのが時計好きの常識なんですが、それでも独立系は憧れるんですよねー。。。

メーカー品とは違い多くの行程で手作業が用いられているので、一本一本が世界に1つだけの時計。
それを手にした時の喜びたるや、想像をはるかに超えること間違いなし。

どの時計もメーカーにはない個性がありますので、ぜひそれを感じていただければと思います。

ウルバン・ヤーゲンセン

ウルバン・ヤーゲンセンはデンマークの独立系です。
前出した天才時計師・ブレゲの一番弟子としても有名な人物。

ロレックスが年間100万本、オメガは80万本、パテックですら3万本を生産している昨今にありながら、現在も年間300本生産と圧倒的に数が少ないので、手に入れるのは非常に困難な一品。

なんとなくブレゲに似てますよね。
細かい部分を見ると結構違うんですが、初見ではちょっと分からないかも。

F.P.ジュルヌ(フランソワ・ポール・ジュルヌ)

フランス人のジュルヌさんが独立時計師として活動を始めたのが1999年です。
誰が呼んだか、生きるブレゲなんて呼ばれてます。

実はジュルヌさん、世界初の直営店を東京に作っちゃったんですよ。
ロンドンでもニューヨークでもなく、ここ東京。
いやー、日本人として誇らしい。

56時間のパワリザーブを搭載し、18Kのムーブメントも裏面を美しく彩っています。

サラッと書いちゃいましたが、ゴールドは柔らかい素材なので負荷が掛かるムーブメントには不向きなんですよね。
しかし!天才ジュルヌにかかればどこ吹く風。
こういう部分が天才時計師と呼ばれる所以なのでしょう。

いつか欲しいものです。

ラング&ハイネ

ランゲ&ゾーネではなく、ラング&ハイネです。
この時計師の時計は年間生産本数が30本と極端に少なく、日本はおろか世界でもその存在はほとんど知られていません。

無論、情報もほとんどありません。
おそらく多少の時計好きにすら「え?ランゲでしょ?」と聞き返されるレベルです。

ぜひ本物を見てみたいんですが、日本で唯一の代理店が契約満了に伴い輸入を中止したらしい・・・。
嘘か誠かは分かりませんが、お目にかかれるのはいつになることやら。


(LANG&HEYNEのホームページより引用)

まとめ

文章に無駄が多くてマジすみません。
これが私なんです。

さて、幾分か参考になりましたか?

王道外しとは言っても外しすぎは却って購買意欲を削ぐでしょうから、それなりに有名なブランドを紹介したつもりです。

とはいえ、一般の人にはほとんど知られてないメーカーだと思いますよー!!
従業員1000人の会社なら、知ってる人が1人、2人のレベルの知名度だと思います。

ぜひ、楽しい時計ライフを過ごしてくださいな!!!!

では。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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