西武ライオンズ平良海馬は先発転向で成功できるか?

      

来季は本格的に先発転向すべし

ライオンズファンのみなさんこんにちは。

私は以前平良投手の先発転向に関してこんな記事を書きました。

西武ライオンズさん、来年平良海馬君をもう一度先発転向させてみては?

内容を要約すると、「平良投手の選手寿命を考えて来季は絶対に先発転向させるべきでろう」という感じです。

もちろん私自身、平良投手に先発適性があると感じての提案だったわけですが、ファンの中ではまだまだリリーフ適性の方が高いと感じている方も多い印象です。

そこで、改めて平良投手が先発転向することによる将来のビジョンをまとめてみたいと思います。

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そもそもの前提として、

平良投手が今シーズン勝ちパを担ったのは、リリーフ陣の駒不足というチーム事情がその発端でした。

本来であれば2019シーズンの平良投手の活躍に鑑みて平良投手の意思を可能な限り汲むべきだったところ、残念ながらチーム事情がそれを許してくれませんでした。

しかしながら、来シーズンに関しては平良投手の希望を最大限尊重せざるを得なくなるでしょう。
言わずもがな、2020シーズンはそれだけの成績を残しましたから。

あとは、平良投手が契約更改の際に先発を直訴するのかどうかに注目があるまるところです。

平良投手の圧倒的成長の要因

平良投手が今シーズン大きな躍進を遂げた要因は、変化球の制球力向上にあると考えてます。

特にしっかりと腕を降ってゾーンに投げ込めるようになったのが大きなポイント。

参考までに以下の動画を見比べてみてください。

①2019年の初登板時の映像(対大城選手)

②2020年の対ホークス戦の映像(対グラシアル選手)

この二つの映像の平良投手のフォロースルーに注目してみてください。

初登板時の対大城選手に投じたカーブと今年グラシアル選手に対して投じたカーブでは腕の振りが全く異なります。

また腕の振りだけではなく、全身を使って大きな動きでカーブを投げることができるようになっており、打者は非常に緩急を感じたことでしょう。

その証拠に大城選手はしっかり捉えているのに対して、グラシアル選手は明らかにタイミングをズラされていることが分かると思います。

これが今年の平良投手の大躍進を支えた大きな成長ポイントだと考えています。

まだまだ伸び代十分

あくまで個人的見解ですが、平良投手にはぜひ今オフにスピードの速いカーブカットボールの改良に力を入れて欲しいなと感じました。

昨今のパリーグの投手陣を見ていると、スピードの速いカーブを多用する傾向があります。
SBとオリさんの投手陣は特に顕著です。

この速いカーブの打者の反応を見ていると、目線が上がるだけでなく単純にスピードについていけないんだろ〜なという印象を抱かせます。

なので緩急球とは別に、この速いカーブを取得してぜひ決め球として使えるようにしてもらいたいですね。

ライオンズは宮川投手や森脇投手が速いカーブの使い手だから、そこから盗んじゃいましょう!

あとカットボールに関しては、単純にストレート狙いの打者にタイミングが会うボールになっちゃてるんで、そこをなんとか改善できたらいいのかなって思います。

あ、もう一点いい忘れてました!

スライダーに次ぐ決め球であるチェンジアップの制球をもうひとランク上げられれば・・・・。
恐ろしや。

来季成功の鍵は?

腕の振りもいい、変化球も素晴らしい、ストレートも文句なし、四死球率は大きく改善となれば、先発転向最後の課題は「スタミナ」でしょうか。

でも正直ここは未知数な部分も多く、やってみなきゃわからないというのが本音。

ただ今シーズン後半からは先発を意識してか、力配分に変化を加えていたのが明らかでした。

特にこの清宮選手に対する投球は力感を感じさせずに155キロまで出ています。
コースもいい感じ。

こんな感じで力をセーブしながら厳しいコースに強い球を投げ込めているので、本人的にもかなり手応えを感じていたのではないでしょうか?

(実際どの程度力を入れているのかは本人にしか分からないのですが・・・・。)

いずれにせよ一ファンの私は、この清宮選手に投げたストレートを見て先発での成功を確信しましたけどね。

平良投手が先発する際は、特別なシフトが必要かも

今年1年平良投手の投球を見てきて、圧倒的被打率の低さはには驚きました。

また、四死球率が大きく改善したことによりwhipも急激に良化。
低四死球率と低被打率の両輪で後半には20試合連続無失点を記録。
まさに圧巻の投球。

ただその中で少し気になった点がありました。

と言っても平良投手自身の問題ではなくヒットの質に関してなんですが、内野安打とテキサスヒット多すぎませか?

おそらくこれは平良投手のストレート差し込まれた結果だと思うんですが、それにしても不運なヒットが多いなと。

私が記憶している限り、今シーズンまともに捉えられたなーと感じたのは、浅村選手・内田選手のホームラン、吉田選手の三塁線上のツーベース、島内選手のセカンドの上を超えるライナー性のツーベースの3本だけです。

残りのヒットはほとんど差し込まれた当たりでした。

で、首脳陣はこの事実をしっかりと分析して、平良投手が登板する際はある程度シフトを引く必要もありそうな気がします。

もしそのシフトがガッチリハマれば、被打率1割を切ることも夢ではないかも・・・。

何て妄想をしたりしてます。

まとめ

というわけで、今シーズンの平良投手の投球を振り返ってみて、私は来年先発で絶対成功すると確信しています。

平良投手には高橋投手と共に鷹キラーとしての活躍を期待しています。

では。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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