西武今井投手は何故コントロールが悪いのか?制球力向上へ元PTが提案してみる

公開日: : 最終更新日:2020/12/14 球速アップトレーニング, 西武ライオンズ

      

今井投手!課題を克服して大エースの道を歩んでくれ!

どうも。
元理学療法士で現在プー太郎の新常です。

我が推しの西武ライオンズには現在3人のエース候補がいます。
一人は高橋光成投手、一人は松本投手、そして最後の一人は今井達也投手。

そのなかでも特に今井投手に関しては、ストレートがべらぼうに速く変化球もキレキレ。
誰がどう見ても大エースになるポテンシャルを持っています。

そんな今井投手ですが、入団以来一貫して制球不安に悩まされています。
どうしてもストレートが右打者の頭部方向に抜けてしまい、思う様に制球できていない様子です。

そこでこんな記事誰も見ないことを良いことに、この場を使って制球向上へのアドバイスを送りたいと思います。
無責任にもね。

もし気に入ったら西武ライオンズさん、私を雇ってみませんか?w
連絡お待ちしてますよw

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まず最初に言っておきたい

今井君は期待の高さゆえなのか、外野からピーピー言われがち。
ただねー、度を超えて言葉の暴力になってるんですよね。
まあ期待値が高いのは分かりますが、それにしても節操なさすぎ。
ガキかよ。

人格否定をする様な声もあってマジ不快です。
度が過ぎた奴らを球団に通報した経験もあるくらいですからね。
そのくらい不快。

過去の言動を蒸し返してあーだこーだー言ったり、大して練習してないんだろなんて言ってみたり、何も知らないのに何故あそこまで堂々と批判できるんでしょうかね?
批判している人たちは自分が一番正しいと思いすぎなのでは?

今井投手には、そんな外野の声は気にせず野球に精進してほしいですね。
いずれ奴ら結果で見返してやりましょうや!

制球不安は何故起こるか?

すいません。取り乱しました。

さっそく本題に移りますが、今井投手に限らず制球不安がある投手の問題点は大凡以下の3点に分類されます。

①指先の感覚が鈍い
②リリースポイントが安定しない
③腕の振りがブレる

このうち今井投手の場合は、変化球のキレを見る限り①ではないと考えることができると思います。
あれだけ高いレベルの変化球を操るには指先の感覚が鋭くないと無理でしょうから、①に分類するのは少し無理がありますね。

そうすると②or③が問題となるわけですが、この問題点を解決する前提として何故この2つの問題が発生してしまうのかを考える必要があります。
ここをクリアにすることで、その改善方法もおのずと見えてきます。

②と③が制球に与える影響

突然ですが、アーム式のバッティングマシン(以下BM)を想像してみてください。

BMは常に同じポイント・腕の角度・速度で腕を振ってくるので、大体同じ様なコースにボールがきますよね。
これは制球を安定させる上で重要なヒントとなります。

つまり、その人に合った①腕の振り・②腕の角度・③リリースのポイント(以下腕の振りで統一)で常に投げ続ける事が出来れば、おのずと制球は安定してくると云うことです。
今井投手に置き換えれば、ストライクゾーンに良い感じで投球できた時と同じ腕の振りが常に再現できれば、おのずと制球は安定してくるのではないかと云う事ですね。

指先の感覚は相当優れていると思いますから、課題はこの腕の振りの再現性だけだと思うんですよ。
個人的に。

あとは、どうしたら腕の振りの再現性を高める事が出来るのか?と云う核心部分の検討が必要になります。

BMが正確に球を放れるのは土台の安定が最大の要因

例えばですが、土台が固定されていないBMが正確にゾーンへ球を放ることができるでしょか?
無理ですよね。
土台が不安定だとリリースする瞬間に手元がブレて宇宙開発まっしぐらです。

その宇宙開発を防ぐために、BMはタイヤロックなり地面に固定なりをして腕の振りを安定させているわけです。

そして、これは人間の体でも全く同じことが言えます。

下半身が固定されていない状態で強く腕を振るというのは、地面に固定されてないBMが投げているのと全く同じ状態です。
ボールがリリースされる瞬間に手元がブレれてしまい、思う様に制球が出来なくなってしまいます。

だからこそ、土台をしっかり作り込んで手元がブレない仕様に体を変身させる必要があるわけですね。

土台の弱さは投球にどの様な影響を与えるか

土台の弱さをもう少し踏み込んで考えてみます。

右投げの場合、足を上げて踏み込んだ時に左足に強い衝撃が加わりますよね。
この時左足の筋力が弱いと衝撃に耐えられなくなり、体が意図せずグッと沈み込んでしまいます。

これだと自分が想像しているよりリリースポントが下になるだけでなく、リリースする瞬間に手元がブレる危険があります。
これでは制球は定まりませんよね。

あともう一つ。

左足が弱いと十分に体重移動が出来ず、軸足に体重を残した状態でリリースをすることになります。
これは体の開きを早めと共にリリースポイントが後ろになってしまうので、球に強いシュート回転が掛かります。

実際にご自身でやってみるとよくわかると思います。
足を踏み込んだ状態で後ろ足に体重を残してホーム方向にボールを投げようとしてみて下さい。

体開かないとホーム方向にボール投げられないですよね?

この様に下半身が弱いとリリースが安定しないんですよ。

リリースが安定しないから腕の振りを変えて手先で制球をしようとする。
しかし腕の振りが一球ごとに異なるから余計に制球が安定しない。
よって制球不安が余計に助長されるわけです。

下半身の強い衝撃をいかに緩和できるか

結局のところ私が言いたいのは、

下半身が弱いことで手元がブレて制球が安定しない。
→その制球不安を腕の振りでコントロールしようとするから投球ごとに腕の振りが変わってしまう。
→余計に制球不安が発生する。

というのを伝えたかったんですね。
これを一言でいえば、腕の振りの再現性が低いということです。
その原因が下半身の筋力の弱さにあるのではないか?というのを伝えたかったんです。

それと当然ですが直接地面と接する下半身以外にも、その地面からの衝撃を間接的に受ける体幹部も強くしておかなきゃいけません。
たとえ下半身で衝撃を受け止められたとしても、体幹がフラフラだと結局手元はブレてしまうので体幹部もとても大事です。

フォームが安定しないのは技術不足ではないので安心してくだされ

多分今井投手を応援しているファンの方は、「あれ、また投球フォームが変わってる」と思ったことがあると思います。
確かに今井投手は頻繁に投球フォームを変更していますよね。

推測ですが、今井投手がフォームを頻繁に変更するのは球フォームで制球を改善させようと試みているから」だと思います。
先ほど上でも話した通り、思う様に制球できない状態をフォーム変更でカバーしようとしてるのだと思います。

裏を返せば、制球不安の原因はフォームにあると考えているのかもしれません。

しかし、そもそも制球不安は腕の振りの再現性が低いことが根本の原因ですから、フォーム変更は逆効果になりかねません。
はっきり言えば、問題点に対してのアプローチの方法が誤っているのではないかという事ですね。

これを根本的に解決するには、やはり手ブレ修正と腕の振りの再現性を高める訓練が必要だと感じます。
そのためにしっかりと土台を作り込むと。

そうすれば自然と投げやすいフォームに固まっていくのではないでしょうか。

私なら今井投手にこういう提案をしたい

まず、今井投手の現状のポテンシャルを考えれば上体部の筋力トレーニングの優先度は下がると思います。
あれだけ線が細い状態でも155キロを投げているわけですから、これ以上出力を上げれば故障に繋がる可能性があるからです。

なので、今優先すべきはやはり下半身筋力訓練・体幹の筋力訓練でしょう。
というか、腕の振りの再現度が高まれば自然と球速も上がると思うですけどね。

具体的なトレーニングとしては、まずお尻の筋肉を徹底的に鍛え上げたいですね。
踏み出した足が地面に接地した時に一番最初に反応するのはケツの筋肉ですから、まず何より優先すべき部位でしょう。

方法としてはスクワット系のウエイトを重点的に行った後、投球動作の踏み込みを模して前足に強い負荷を掛ける方法で鍛えてあげたいですねー。

次に、軸足から踏み込み足に体重移動をしていく過程でおハムが働き出します。
なので、そこもしっかりと作り込んでいきたい。

後ろ足を台の上に乗せて片足でランジとかすれば良さそう。

まあこの程度のトレーニングは言われるまでもなくやってるでしょうから、あとは回数と質を向上させるだけでしょう。
強い負荷に耐えられる様に、筋肥大を目的としてやって欲しいですね。

投球動作は瞬発系の運動の集合体ですから、とにかく一瞬で最大筋力を発揮できる様に筋出力を高めたいですねー。

そのために、とにかくケツでか星人になってもらいたいのよ。
今までにないくらいクソほど追い込んで欲しいのよ。

ランニングとかはそんなに気合い入れてやらなくてもいいと思うから、とにかくケツ周り腰回りを負荷を掛けて大きくして欲しいなって思うのよ。

あと腹筋も大事ネ。

目指すは、衝撃に対してビクともしない体幹・下半身を獲得することですネ。

まとめ

というわけで、私が考える今井投手の制球改善案でした。
今井投手というか、制球不安の人全般に言える根本的な原因の分析って感じでしょうか。

正直私は野球の技術論に関しては素人なので、あまり偉そうなことを言えた立場ではありません。
ですが、動作分析は私の専門分野です。

その見地から制球不安の原因を考え出し、それを改善するために必要な案を策定してみた結果がこんな感じです。

西武ライオンズさん!
連絡待ってますよw

ではさようなら。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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