乃木坂46メンバーの一般知名度が上がらない理由を考える

公開日: : 最終更新日:2017/01/14 乃木坂46

      

メンバー個々の知名度を爆発的にあげるのは難しいのか?

どうも新常です。

橋本さんが卒業を発表してから早一ヶ月が経過しようとしています。
最近では様々なメディアに橋本さんの卒業が取り上げられ、今まで以上に知名度が上昇しています。

そんな折、ふとネット上の乃木坂ファン以外のコメントを見ていると意外や意外、乃木坂46というグループの名前は知っていても橋本さんの名前を知らない人が多いこと。

好きで入れ込んでいるとこう言う客観的な部分は気がつかないものですが、こと橋本さんに関しては一般知名度もそこそこ高いだろうと思っていたのでびっくりました。
で、私は思っちゃいました。

「ミリオンを達成しようとしているグループのメンバー個々の知名度が何故広がらないのか?」

それを私なりに分析してみたので記録として残しておきたいと思います。

ちょっと真面目に書いたので面白くないかも。
あらかじめご了承を〜。

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一般知名度が高くないのは事実

乃木オタには耳の痛い話かもしれませんが、グループとしての知名度は日を追うごとに増しているのは事実ですが、メンバーの知名度に関しては残念ながら比例している状況とは言えません。

一度乃木坂に興味がない友人に聞いてみるといいかもしれまが、マジで個々の知名度は壊滅的。

実際私の友人の殆どが乃木坂46に興味がありませんが、グループの名前はほぼ全員が知っています。
ただ、メンバー個々の名前はやっとこさ生駒さんが出てくるくらいで、ぶっちゃけ白石さんも危ういくらい。

実は以前の私も例外ではなく、正直言うと乃木坂46に興味を持ち始めるまで(2016年5月〜)生駒さんと白石さんしか知りませんでしたし、それ以外のメンバーは名前はおろか顔すらも知りませんでした。

まぁ私基準で物事を考えるのは良くないですが、客観的に見てもメンバー個々の知名度は高いとは言えない状況なんじゃないかなーと思います。

人数が多いのは絶対に関係ない

この手の話題を出すと必ずと言っていいほど、

「人数が多くて顔が同じに見える」
「誰が誰だかわからない」

などという人がいるんですが、私はこの意見ってちょっと違うんじゃないかなーって思っています。

なぜなら、非乃木オタの殆どの人が主力メンバーの顔と名前すらも分からないからです。

例えばですが、私が小学生の頃はモー娘。全盛期だったのですが、正直私自身はモー娘。は当然の事、アイドルという存在自体に1ミリも興味がない少年でした。
ですが、当時のモー娘。の全メンバーの顔と名前は今でも一致させる自信があります。

多分このことが当てはまるのは私だけじゃないはず。

その位モーニング娘。は非ファン層への知名度も抜群に高かったんです。
それは当時発売していた曲にも同様のことが言えます。

つまり、人数の大小に限らず同じミリオンアーティストなら非オタでも全盛期のモー娘。の人数分くらいは顔と名前が一致してもおかしくないんじゃないか?、ということなんですよ。

そんなわけで、乃木坂の人数が多い事と一般知名度が低い事の関係性はイマイチ説明が付かないと思うわけです。

握手券がどうたらこうたら

で、もう一つ意見として多く挙げられるのが握手券付きのCDの存在です。

同じ人が何枚も何枚も買っているので同じ100万枚のセールスでも実際に渡っている人数はその半分も満たないんじゃないか?という説ですね。
同じ人がたくさん買えば売り上げと知名度が比例しないのは説明が付きますもんね。

で、これに関しては正確な数字が分からないので断言は出来ませんが、普通に考え得ることでだと思います。
単純に100万枚が100万人に渡るのと50万人にしか渡らないのとでは大きな違いですから。

ビジネスモデルとしては超画期的なアイデアだと思いますが、今後乃木坂の知名度を広げるための足枷になりそうな気もします。

秋元商法は素直に賞賛すべきかと

ただ、その事に乗じて「秋元さんのCDの売り方が汚い!」などと批判的な声をあげる人がいますが、これは絶対におかしいですよ。

まずCDセルというビジネスモデルは企業と消費者という関係が成り立たないと絶対に商売になりません。
すなわち消費者の理解を得られないと商売が続かないということです。

これを言い換えれば、秋元さんの握手券戦略は消費者に受け入れられているという事です。
もしかしたら泣く泣く受け入れているのかもしれませんが、それでも消費行動に走っているのは事実。

CDという商品に握手券+アイドルに会えるという付加価値を持たせてアイドル界にパラダイムシフトを起こした手腕は素直に賞賛すべきでしょうし、これこそが資本主義だと思います。

だからこそ「汚い!」ではなく「賢い」と言うべきだと思いますね。

話を戻します。

少し話がそれたので元に戻しますが、私は乃木坂46の個々の知名度が上がらない大きな要因の一つに“現代の歌番組の在り方”があると感じています。

まず、昨今の音楽番組はどの番組を見てもゲストはアイドルで溢れています。
一方私の少年時代の歌番組といえばバンドやボーカリスなどのゲストに混じってモー娘。などのアイドルがポツポツと招聘されている程度の状態でした。

つまり、現在の歌番組の視聴者は最初からAKBをはじめとした“アイドルを観たい目的”の人が多い中、一昔前の歌番組は他のアーティストを見る“ついで”にモー娘。を見ていたという感じなんですよ。

この違い、些細なようで結構大きな差があると思います。

簡単に言えば、新規ファンがつき難いといった感じでしょうか。

最近はアイドルが歌番組に出演すると「あーまた出るのかーじゃぁ見るのやめとこう〜」と意識的に避ける風潮があるように感じます。
歌番組がアイドルありきになった弊害でしょうねー。

そうなれば該当回の視聴者の割合はアイドル好きに偏る事は言うまでも無いでしょう。

つまり、必然的にほとんどの人がリピーターになるわけです。

逆に言えば、それだけアイドルファンを取り込めればスポンサー・代理店・局など、歌番組製作に携わる全員が納得出来るだけの数字が取れるってことなんだと思います。

今も昔も新規を獲得するのに最も有効なチャネルは歌番組でしょうから、こんなん状況じゃ新規ファンもつきにくいですよね。

食わず嫌いは今後の大きな課題

新規ファンが増えないということは、興味のない人たちの目につき難いor意図的に避けられているという可能性が考えられるわけです。

ただ、客観的に見て目につき難い状況とは考え難いので、やはり意図的に避けられている部分が大きいと思います。
それ以外にも録画で見る人が増えたってのも大きな要素かもしれません。
要は早送りされちゃってるってこと。

で、これは今後大きな問題になりそう。

芸能界って所詮はイメージ勝負なところがありますよね。
ゲ○の極みさんなんかを見ていてもよーく分かると思います(笑

今、世間の非アイドルファンが持つアイドルに対するイメージは「キモい」「オタク」といったネガティブなイメージ。
このイメージをどう払拭するかが今後の運営さんの手腕の見せ所。

今のところはバナナマンとの共演、個人のモデル活動などで少しずつ払拭されつつありますが、それでもまだまだ私の周りの友人は「乃木坂?知らねー」「アイドルオタはやばいでしょ?」といったネガティブなイメージを持ってます。

私のように肩身の狭さを気にせずに自分を押し通せるタイプの人間ならいいですが、全員がそうとは限らないと思います。

そもそもアイドルに対してのイメージが何故そんなイメージになってしまったのかの根本的理由が分からないのですが、現実としてモー娘。がアイドル界を席巻していた時代はアイドルに対してネガティブなイメージは少なかったように感じます。

アニメや漫画のイメージがあるからなんかな?
それともAKBがアキバを拠点としてるからなんかな?

まぁとにかく、モーニング娘。とのイメージの違いが分かれば新規ファンを獲得するのも意外と容易いのかもと思ったり。

グループの知名度が上がれば個々の知名度は絶対に上がる

乃木坂46が結成したのは2011年でしたが、その頃はAKBの全盛期。
おそらく一般知名度も全盛期のモー娘。ほどとはいきませんが、それに近いものがあったと思います。
私もAKBには全く興味はありませんでしたが、前田さんや大島さんあたりの中心メンバーの顔と名前は知っていましたし、何曲か有名な曲も知っていました。

で、それだけAKBの知名度が高い中「AKBの公式ライバル」と銘打って乃木坂46は結成されているので、一瞬にして知名度と新規ファンを大量に獲得できたわけです。
生駒さんが今でも知名度が高い理由はそこにあるわけです。
やっぱりインパクトがあったんでしょう。

すなわち、相手が新規ファンや初見さんでも一番目立つポジションにいる人は覚えてもらい易いって事です。

今、乃木坂46は毎シングルごとにセンターを入れ替える戦略を取っていますが、その戦略が本当の意味で功を奏すのは新規ファンを獲得できた時です。

もし新規ファンを取り込もうとセンターを入れ替えているのであれあば、それは順番が違うと思います。

新規ファンを獲得するためにセンターを入れ替えるのではなく、新規ファンにメンバーを覚えてもらうためにセンターを入れ替えるべき。

なので、現状は音楽番組以外で新規ファン獲得の方法を優先的に考えるべきだと感じます。
言ってしまえば、まだまだ乃木坂のグループとしての知名度も低いという事なんでしょう。

そう思うと当時のモー娘。の知名度はやばいな・・・。

いや、もしかしたらこれ以上ファンが増えすぎて握手会などのイベントで混乱するのを避けるためにわざと増やしていないのかね?
そうだとしたら流石ですわ。

まとめ

論点ズレまくり、話がそれまくりでタイトルに対しての答えが分からなくなったので最後に一言でまとめます。

乃木坂の知名度がグループ名だけ一人歩きしている理由は“新規ファンが少ないから”で、その原因は視聴者がアイドルに飽き飽きしていることであり、その根本は音楽番組がアイドルありきの番組に路線変更してしまったから、です。

いわゆる、グループの名前は聞くけど詳しくは知らない状態の人が多いということでしょう。

この問題点を解消できれば乃木坂はさらに大きなステージに行けると感じますし、そのための環境も整っていると思います。イメージ戦略次第で2017年はさらに大きく飛躍を遂げる年になるかも。

期待してます。

では。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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Comment

  1. 箸おじさん より:

    初めてコメントさせていただきます。今年8月頃からの乃木坂ファンです。管理人さんと同じく若月推しです。

    先日の名古屋での全国握手会で、人生で初めてのアイドルの握手会に参加してきました。

    握手会=見るからにオタクっぽい人ばかりという先入観があったのですが、乃木坂の握手会は明らかに高校生、大学生、若手社会人という見た目の方が圧倒的に多かったです。

    オタクっぽい人の方が少ないです。

    恐らく若い世代の間では相当人気があるのではないでしょうか。

    秋元先生は恐らく中高年層=AKBグループ
    若年層=坂道グループという棲み分けをしたんだと思います。

    • niitsune mune より:

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      私は仕事の関係上神宮球場の前を頻繁に通るのですが、確かに今年の夏のツアーを見に来てたファンの方は10代〜20代中盤が圧倒的に多かったように感じました。
      その中でも特に私が一番驚いたのは、女性ファンの多さです。
      モデル活動などを精力的に行っているとはいえ、それはそれは私の想像をはるかに超えた数でした。

      ですので、仰る通り、坂道Gはアイドル=オタク=中高年の男が多いという社会通念を見事に覆している感がありますので、アイドル界の脱コモディー化と言っても良いかもしれません。
      今後私としてもどのような事業戦略の元、そのような棲み分けに成功したのかを深く探ってみたいと思っています。

      私自身、握手会やライブなどの経験が一切無い中での分析記事となっていますので、今回は貴重な“現場の声”をお聞かせいただきありがとうございました。
      またよろしくお願いします。

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