乃木坂46「インフルエンサー」の歌詞は依存に対する最高の皮肉

公開日: : 最終更新日:2017/11/21 乃木坂46

      

ぶんぶんぶーん

乃木オタの皆さんこんにちは。
新常です。
久々に乃木坂の歌詞に関する私的な考察を書きたいと思います。

今回題材にするのは17thシングル「インフルエンサー」。

この曲の歌詞、今までの保守的な歌詞から一転、非常に攻撃的で世の中を皮肉った感があって素晴らしいと思います。

そんな話を少しだけ。

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取り敢えずブンブン

ブログ運営者にとってインフルエンサーは聞き慣れた言葉

インフルエンサー・・・・、この言葉を乃木坂を通して初めて聞いた人も多いと思いますが、ネットの世界で「インフルエンサー」は比較的よく使われる言葉です。
もちろん私自身もこの曲が発表される随分前から知っていました。

ネット界でインフルエンサーと言えば、ツイッターやフェイスブックなどを通して絶大な影響力を誇る人物に対して使われる言葉。
つまり、インフルエンサーに記事を紹介してもらえばアクセス数を飛躍的に伸ばすことが出来るという論理が成り立ちます。

で、実はそのインフルエンサーに媚びるサイト運営者が時たま現れ、紹介してもらいたい一心で過剰に持ち上げる記事を書くわけです。

自分の本心は置いておいって、とりあえずアクセスを稼ぐために担ぎあげる。

もちろん担ぎあげることがその人の本心である可能性は否定できませんが・・。
ただ、傍目から見てると明らかにワッショーイって感じ。

つまり、折角の個人メディアなのにインフルエンサーに依存しているようにしか見えないというわけです。

ズバリ聞きますが、そんな人が書くワッショーイ記事が面白いと思いますか?
独創性の欠片もない、インフルエンサーの生き写しの様な記事を読んで面白いでしょうか?

私が今回「インフルエンサー」の歌詞で感じた“依存に対する皮肉”とは、まさしくこの部分。

 disインフルクローン

そして、これらの話はネット社会だけに留まらず実社会にも影響を与えています。

例えば、某有名人の著書を読んで過剰に感銘を受けてる人たち。

その人はこう言ってた。
あの人ならこう行動する。
〇〇の言葉に感銘を受けた。

などなど。

ただ、別に感銘を受けたり教訓にするのは良いと思うんですよ。
問題なのは、自分の意思に反してまでその人に依存してしまうこと。

自分がまるでホリエモンにでもなったかの様な発言・言動には笑かされますよw
ホリエモンがインフルエンサーとしての地位を確立した背景には血の滲むような努力があったからですよね。

そんじょそこらの奴が一冊や二冊ホリエモンの本を飛んだところで、ホリエモンの思考をコピー出来るわけでも無いし、ましてやホリエモンになんてなれるはずも無いわけでw

「インフルエンサー」の歌詞で言えば、2番のAメロ、Bメロなんかは上記の人に対してガッツリ皮肉をかましている様に読み取れます。

聞いてる音楽や読んでる本を真似すれば君に近づける!的な。
でも結局、積読みたいな。

成功者の真似したって無駄

無駄と言ってしまうと極論すぎるかも知れませんが、他人の成功パターンって意外と再現性に乏しいんです。

私は趣味兼仕事で企業分析をする機会があるんですが、業績が堅調に推移している企業には様々なパターンがあります。

周辺業務に手を伸ばして多角化を図る企業、合併統合を繰り返して水平的・垂直的に大きくなる企業、一つの道を極めてシェアを拡大する企業など、本当に様々なパターンがあります。

ですが、失敗する企業の多くは同じような経路を辿るんですよ。

最終的には資金が枯渇してダメになるわけですが、そのパターンが本当によく似てるわけです。

つまり何が言いたいかというと、成功者の真似をしても無駄、成功の本質は失敗者の真似をしない事、というわけです。

まぁこれが意外と難しいんですけどね。
世の中成功者の体験談で溢れてますし、失敗者は自分の失敗を語りたがらないですから。

この曲の歌詞は恋愛系ではない!

ちょっと話が逸れましたが、本題に戻りましょう。

この曲の歌詞、一見してみると「恋」だの「愛」だのと言う単語が頻出しているので、恋愛系の歌詞に思われがちだと思います。

ですが、秋元さんがどういう意図を持って書いたかは不明ですが、私にはどうしても世の中を皮肉った歌詞にしか思えないわけです。

そもそもインフルエンサーという言葉自体、ネットスラング的な扱いを受けている部分があります。
いわゆる「意識高い系」の人たちが使う言葉として、一部で嘲笑されているんですね。

そういう現状に鑑みると、やはり現代社会を強烈に皮肉った歌詞にしか思えないわけです。

私が捻くれてるのかもしれませんが、どこを読んでも「私は君に依存してます!」と高らかに宣言しているようしか読み取れんのですw

ぜひそのような視点を持って今一度歌詞を読んでみてください。
多少印象が変わると思うんですが・・・。

インフルエンサー歌詞

乃木坂のサイマジョ

お互いのオタさん、乃木坂と欅坂の名前を同時に出すけど面倒くさいから怒らんでな。

もう一年以上前になりますが、私がこのブログで初めてアイドル関連の記事を書いたのが、何を隠そう欅坂46の「サイレントマジョリティー」。

その時私は、アイドルがこんな曲を歌う時代になったのか!と言った具合の感想を書いたのですが、その源泉は「世の中に対する皮肉」でした。

アイドルと言えば保守的でキャピキャピ系の印象が強かったので、それはそれは衝撃を受けた記憶があります。

で、今回の「インフルエンサー」に関しても最高に世の中を皮肉ってるようにしか聞こえなかったので、「サイレントマジョリティー」同様、乃木坂も攻めてきたな!という印象を受けたわけです。

ただ、インフルとサイマジョでは視点に若干の違いがあると思います。

サイマジョは、大人の敷いたレールに乗ることを拒む子供目線的要素がある一方で、インフルは、人の真似ばかりする人を嘲る的な視点があります。

つまり、サイマジョは子供⇆大人視点、インフルは大人⇆大人視点という感じでしょうか。

まぁファン層の年齢に差があるので当然といえば当然の違いですが。

このような背景を元にして、私にとってインフルエンサーは乃木坂のサイマジョなんです。
比較目的ではなく、比喩目的ですね。

良い意味で“らしくないじゃん”といった感じの。

まとめ

いやいや、久しぶりに乃木坂の歌詞関連の記事を書いたら、自分でも吃驚するくらい文章が刺々しくなってしまったw
真似する云々は人の事言えた義理じゃないんですけどねw

それはさておき、このインフルエンサーという楽曲、乃木坂の今後の活動方針を暗に示しているような気がします。

みんなと同じじゃダメだ!別の道を探ろう!的な感じで。

結局その暗示は、可愛いアイドル⇨かっこいいアイドルへの路線変更って事なんでしょうか?

まぁそれは私ごときに分かるはずもないので、今後の活動を楽しみにしたいと思います。

では。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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