若手理学療法士が3度の転職実体験を語ってみる
公開日:
:
最終更新日:2022/01/11
コメディカルの仕事、転職、副業

転職を成功させるための求人情報の参考にどうぞ
(この記事はprを含みます)
理学療法士や作業療法士としてのキャリア形成は意外と難しいですよね。
一般企業と比べて爆発的に給料が伸びるわけでも無いし、開業権があるわけでも無い。
現実は厳しいです。
ですが、求人次第で転職をきっかけに状況が好転することは往々にしてあります。
実際私は3回転職して、3回とも給料が上がりました。
何より、経験年数は転職時にさほど重要ではないという現実があります。
実際に私がそうでしたから。
「経験こそ全て」
この考えが浸透している今のリハ業界では年数が浅いうちに転職することはちょっぴり勇気が必要かもしれません。
でも、大人なら人の意見に流されず自分で考えて行動するべきです。
人生の舵取りくらい、自分でしないと。
あくまで私の経験談ではありますが、ストーリー仕立てにして転職の成功例をお話ししたいと思います。
転職で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
激務から逃げ出した社会人1年目 (2012年)
1年目は関東某県のクリニックに就職。
初任給は手取りで21万円ほど。
クリニックなので朝は9時から診察開始で、午後は6時半まで。
病院に比べたら少し長いかなぁー程度の業務時間でしょうか。
毎週水曜日、日曜日、土曜の午後、それに祝日が休診日。
夏休みも10日くらい、冬休みも1週間くらい。
とにかく休みが多かったです。
まぁこんな感じで、外観上はとっても良さげなクリニックでした。
が、
その実情は越権まがいの仕事をさせるわ、昼休みないわ、院長は怒鳴るわ、有給が取れないわでどんでもないブラックでした(爆
それに加え1日に対応しなければいけない患者数が半端じゃなく、スタッフ一人につき1日40人なんて日もざら。
後にこの経験が評価されるので良かったんですけど、今考えると超絶クソクリニックですよね。
つーか単位もクソも無いんかいって。
当然こんな環境の病院にスタッフなど程着するはずもなく、リハビリチームは次々と脱落。
最終的には1年目の私が最古参になるという異常事態にまで発展。
結局、私も御多分に洩れず2年目の9月ごろにリタイア。
就職が前年の5月だったので、実質1年と4か月の短い新卒生活でした・・。
ゆる〜い社会人2〜3年目 (2013〜2014年)
前回の職場を退職してから少しだけニート生活に突入。
そのまま社会からドロップアウトしかけるも、なんとかリハの世界に戻ってきました。
次の場所は都内のデイサービスです。
給料は手取りで大体23万円程度。
まぁ良くもなく悪くもなく無難な感じですかね。
就業時間は日により様々で、朝9時から夜の6時の時もあれば朝8時から夜の5時の時も。
フレックスというわけでは無いですが、他のスタッフの時間によって前後する感じでした。
ちなみにお昼ご飯つき。
勤務日によっては夜ご飯も付きました。
これはデイサービスならではでしょう。
休みはシフト制で週6勤務の週もありましたが、リハスタッフは私だけでしたので比較的自由にやらせてもらえました。
良い意味で緩い職場だったのでストレスなく働く事ができてました。
主な業務は利用者のリハ、掃除、洗濯、お風呂の介助、送迎など。
一応PTでの入職だったんですが、実際はデイの仕事全般やってましたね。
でも、なんだかんだでここのデイサービスも続かず1年足らずで退職。
その理由は、
さすがにちょっと違うなって(笑
すごいワガママを言ってる自覚はあるんですが、さすがにPTとしての仕事少なすぎだしヘルパーとしての仕事多すぎ。
前回の職場は忙しすぎて退職。
今回の職場はPTとしての仕事少なすぎて退職。
我ながらクソみたいな理由ですね。
その節はご迷惑おかけしました。
給料が大幅に上がった社会人3年目以降 (2014〜2020)
実は前回のデイサービスを退職する一ヶ月くらい前から、転職活動を開始してました。
もちろんデイサービス側も了承済み。
次に選んだのは一般企業が運営している訪問看護ステーション。
まだ開設して間もない事業所で、利用者さんもほとんどいない状態のステーションです。
そしてこの転職がきっかけで大幅に給料が上がります!
固定給30万円+出来高!
エージェントのアドバイザーさんに給与交渉を頑張って貰えたのと、新規開設で職員を探していた訪看の事情にマッチして高待遇で迎えてもらえました。
21万→23万→30万とわずか3年足らずで嬉しすぎる大昇給。
まあ訪看はリハに割り当てられている介護保険点数が高いですからね。
売上を考えればこの程度のベース給は痛くもかゆくもないんでしょう。
ちなみに私の就職した事務所は土日と祝日休み。
始業は8時半で終業は午後5時半。
残業はほぼ0。
肝心の業務内容は、訪看なので訪問リハビリメインです。
一応事務所が都心なので、チャリンコで訪問する感じでしたね。
あとは事務所で書類作成がちょいちょい。
外出メインなので暑さと寒さは敵でしたが、それ以外は本当良かったです。
病院と違い常に患者さんが近くにいるわけではないので良い意味でリラックス出来るし、次の訪問までの時間の使い方が基本自由だったのもありがたかったですね。
少し言い方が良くないかもしれませんが、ちゃんと仕事さえしていればほとんど拘束がなかった感じでした。
もちろん良い事ばかりではありません。
訪問中に急変したら救急車呼ぶ手配が必要ですし、他職種の人にも自分から積極的にコミュニケーションを図る必要もあります。
私見ですが、病院や施設以上に自分で考えて行動する力はある程度必要だと思います。
でもそんなの業界で働いていればいずれ誰しもが通る道。
そういう経験を早めにできるのも訪看のメリットの一つですね。
転職をして6年で600万円以上の差がついた
簡単では有りますが以上が私の転職遍歴です。
20代中盤までに3回転職を経験してるのは日本中でも私くらいなのでは?(笑
それはそうと、そんな私が3度の転職によって手にした月10万円以上の昇給は、今現在の私の生涯賃金に大きな影響を与えています。
最初の職場で働き続けた場合、
21万×(12ヶ月×6年)=合計1512万円です。
転職を繰り返したおかげで、
(21万×12ヶ月)+(23万×12ヶ月)+(33万×48ヶ月)=合計2112万円です。
同じ実働6年で丁度600万円の差が生まれています。
今回は賞与分を除外して計算していますので、実際は700万円以上の差があります。
色々と悩みましたが、あの時思い切って行動して良かったなと今改めて思います。
転職理由はネガティブでもいい
本文を読んでいただいて分かるように、私の転職理由は決して前向きなものばかりではありません。
というか基本ネガティブです。
それと本文では触れませんでしたが、私が3度目の転職で訪看を選んだ理由も実はかなりネガティブ要素が強かったりします。
私はメンタル激弱なので先輩に見られながら働くのが本当に苦手でした。
はっきり言えば、先輩の多い職場で働きたくなかったんです。
もしかしたら実習のトラウマもあったのかもしれません。
そこでスタッフの少ない新設の訪問看護ステーションを選んだというわけです。
転職理由がネガティブなことに負い目を感じる必要はありません。
働きやすい職場を求めることは、自分の人生を充実させるためにもとても大事なことです。
辛くても3年我慢の時代はとうの昔の価値観です。
だから転職理由はネガティブでも大丈夫ですよ。
医療業界は転職のリスクが低い
転職なんて一度経験してしまえば二度目も三度目も大したことはないんですが、初めての転職だけはどうしても精神的なハードルが高いですよね。
環境を変えたいけど転職活動自体がストレスという人も多いでしょう。
それに転職しても今より待遇がよくなる保証はないし、もしかしたら路頭に迷うかもしれない。
特に家庭持ちは家族を養わなければいけませんから、余計にリスクばかりが気になりますからね。
社会人としてその感覚は当たり前だと思います。
むしろそういう感覚がない方がおかしい。
でも、私の経験上その心配は取り越し苦労に終わると思いますよ。
正直一般企業への転職も経験した私から言わせれば、医療業界の転職活動はマジでぬるい。
医療業界は常に人不足ですから殆どが採用前提の面接ですよ。
実際私もデイサービスと訪看への転職の時はどちらも即採用でしたから。
こんなこと一般企業では考えられません。
そうは言っても初めての転職は不安も大きいと思うので、それについてはちゃんと相談すべき場所があります。
なので、転職のリスクは心配しなくて大丈夫です。
転職しないリスクも考えて欲しい
何より、私としては転職しないリスクを真剣に考えて欲しいと思います。
この先医療・介護保険の締め付けが起こった場合に、もし自分が経営者だったら何を考えるでしょうか。
いうまでもなくコストカットですよね。
その時に医師・看護師とその他の医療スタッフどちらを優先しますか?
いくらリハビリスタッフが病院集客に大きく貢献していようと、医師と看護師がいなければ病院自体が存続できなくなります。
この前提に従えば当然我々療法士や介護士、事務スタッフの給料が真っ先にカットの対象でしょう。
最悪リハチームに辞められても病院は存続できますし。
このようなリスクを考慮すれば、転職して今より良い環境・良い待遇を求めるのは当たり前の話なんです。
それなのに「経験年数が浅いから・・・」と云う謎の壁が多くの人の行動を制限しているのが今のリハ業界。
そんなくだらない壁の前で立ち止まっている間にか年をとって、転職する事のリスクの方が高まっちゃいますよ。
正直経験年数なんてスタッフ同士の上下関係を図るためだけのお飾りでしかないです。
そんなクソみたいな価値観は捨ててしまえばいい。
経験が浅かろうが、若いバイタリティーを生かしてどんどん職域を広げていくべき。
あなたを価値を決めるのはスタッフ同士ではなく、患者さんや利用者の方だということを絶対に忘れないでください。
転職に何を求めますか?
私は色々な意味で生活を充実させるために転職しましたが、皆さんは転職に何を求めますか?
高給狙い?
スキルアップ狙い?
働きやすさ重視?
様々な世界をみてみたい?
地元に帰りたい?
色々理由があっていいと思います。
今後も長く続くであろうPT人生ですから、自分が求めるものを大事にしてください。
それが心の充実にも繋がると思います。
転職は情報収集が大事
ただそうは言っても、次の職場が自分の求めるものを満たしてくれるかは分かりません。
一例ですが、私の同級生に大手企業に就職した友人がいます。
あろうことかそいつ1ヶ月で辞めたんですよ(笑
理由は「自分の思っていた場所と違った」から。
よくある入社後のギャップに驚愕パターンです。
情報取集を怠ったまま転職をすると、こういう無駄足を踏むことにもなりかねません。
ただでさえ転職は労力を使う作業ですから、出来るだけ一発で成功させたいでしょうし。
なので、事前にある程度の情報は集めておくことが大事だと思います。
でも実際に集めるのは難しい
転職に失敗しないために事前の情報収集はとても大事。
これは間違いありません。
ですが、表に出てる情報は驚くほど少ないのが現状です。
まあ当たり前の話ですが、内部の人間が自分の勤め先を表立って批判はできませんからね。
それにネット等での批判禁止が就業規則に盛り込まれてるところも多いので、そういうリスクを侵してまで批判しようとする人は少ないです。
なので、情報収集とは別に「どこで情報を集めるか?」と云う問題も事前に解決しておく必要があります。
そこでやって欲しいのが、転職エージェントから情報を集めるという方法です。
転職エージェントがなぜ希望先の情報を持っているのかは、非公開求人の仕組みを知れば一発で理解できます。
病院がわざわざ非公開求人にする理由
転職エージェントとは、病院や施設と求職者をマッチアップしてくれる転職サポートのプロの事です。
実際のサポート内容としては、希望する求人紹介や希望先との給与交渉、現在の職場を退職する際の退職願の書き方など、退職から次に移るまでの一切のサポートをしてくれます。
その他にも通常の求人サイトには掲載されない非公開求人を取り扱っているので、エージェントを通すことで遥かに高条件の求人紹介を受けられる場合があります。
この理由は、なぜ病院が求人を非公開にするのかを知ればすぐに納得できると思いますよ。
病院側としては人材確保したい反面、自院に合わない人材の面接には時間を掛けたくないというのが本音です。
そこで求人を非公開にして自院にマッチしない人材が多数応募してくる事を防いでいるんです。
これを別の角度から見れば、非公開求人として応募をかけて転職エージェントに一次的な選考を委ねていると言えます。
なので、転職エージェントは希望先の情報を知っていたり給与交渉が出来たりするんです。
ゆえにいい条件の求人を紹介しやすいと。
実際私は3度目の転職の時に初めて転職エージェントにお世話になったんですが、自分1人で転職をしていた時と比べて質も効率も格段に上がりました。
というか、転職エージェントを利用してなければ給料アップもなかったと思ってます。
特に最近では、エージェントを通す事で35万〜40万円越えを提示してもらえることも増えてきました。
これは通常の求人サイトではまず間違いなく見つからない求人だと思ってください。
非公開求人ならではの大きなメリットです。
転職は大きく給料を伸ばすチャンスですから、こういうサービスをフルで活用して意地でも成功させてください。
求人選びは家探しと同じ
自分の求める求人が見つかるかは家探しと同じ感覚だと思ってください。
家を探すときって何軒も不動産屋をはしごして、その中でより自分好みの物件を選んでいくと思います。
転職もそれと全く同じ感覚です。
とにかく転職エージェントのアドバイザーから自分の希望を満たす求人の紹介を受けまくってください。
どこまでも妥協せずに粘り強く自分好みの転職先を探し出してください。
そうやって地道に求人を当たる事で、納得して次の道に進めると思います。
エージェントは完全利用無料で求職者にとって大きな味方ですから、賢く利用して納得いく転職を勝ち取ってください!
私のオススメの転職エージェントは王道のマイナビコメディカルですね。
取り敢えず迷ったらマイナビに頼れば間違いないと思います。
結局エージェントサービスって自分の希望をアドバイザーがどれだけ汲み取ってくれるかが勝負なので、サポート経験が豊富なところに頼むのが一番無難なんですよね。
その点マイナビは様々な業界の転職に精通してる企業ですから、やはりサポートの経験と実績が違います。
病院・施設・訪看なんでも取り扱ってるので、とりあえず迷ったらマイナビに相談してください。
マイナビコメディカル公式HP
それともう一社PTOT人材バンクもオススメです。
こちらもリハ系の転職実績が高いエージェントなので、マイナビと一緒に登録しておくと良いと思います。
PTOT人材バンク公式HP
→https://www.ptotjinzaibank.com/
リハ系の転職エージェントはこの2社がオススメですね。
登録すると早ければ当日に連絡がきますから、自分の希望を伝えて求人の紹介を受けてください。
実際に転職活動を経験すれば分かりますが一人での転職活動は精神的にもかなり大変なので、ぜひエージェントのサポートを受けて心にゆとりある転職活動を実現してください。
キャリアの答え探しは難しい
というわけで、簡単ではありますが私の転職事例をお話ししてみました。
私の転職例が成功例と言えるかは分かりませんが、取り敢えず順調に給料だけは上がり続けています。
もちろん今後のPT人生でお金を求めるのか技術的なものを求めるのかは人それぞれ。
私の場合は「金銭」を優先しましたが、この価値観を押し付けるつもりは一切ありません。
いずれにせよ先のこと誰にも分かりませんから、今できることは自分の決断を信じて突き進むだけだと思います。
やるかやらないかは自分次第。
やると決めたら信じて突っ走るだけ!
今以上の待遇を勝ち取れるように頑張ってください!
こちらの記事もどうぞー
理学療法士・作業療法士の給料が上がらない4つの理由と上げる方法
最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。
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こんばんは。老人ホームに勤務しているPT1年目です。44歳のPTの上司がいますが、私が入職してから隣の施設に行ったりしているためほとんど100人を1人で見ており、しかも手取りで18万と安く、やる気がおきません。すごく転職するか悩んでいて、この記事を見て少し転職に対するプラスなイメージが持てました。
コメントありがとうございます。
ものすごい環境で働いているんですね(笑
安易に辞める事を薦めるわけではありませんが、私自身の考えは、惰性で働くくらいな腹くくって思い切った決断をするのも時には重要だと思っています。
それに理学療法士資格という社会的な担保があるので、仮に躓いたとしても傷は浅くて済みますよ。
若ければ尚更です。
経験が浅いうちに転職を決意するのは色々と不安が多いと思いますが、人と違う経験をしてるんだと思って前向きに頑張ってください。
関東某県に理学療法士として勤めている理学療法士5年目です。
そろそろ転職しようと思い『理学療法士 企業』で引いたところヒットしてので読ませていただけました。
私の勤めている総合病院は、1日18単位週休2日で収入が20万/月くらいです。まぁまぁなんですが、昇給が300円/年…。このブログに書いてある通りだなーって実感してます。先が見えない不安がすごいっすね。
この記事だけでなく、ブログ内の記事を色々と読ませていただきましたがすごく参考になる記事が多かったです。
そもそも、理学療法士だけでの給料では今後死ぬな、と感じていたので色々と考えさせられる事が沢山ありました。
今後の活動の参考にさせてもらおうと思っています。また、同じ職業の方で同じような事を感じて行動している人がいるのだとわかり勇気が湧いて来ました。なんか、理学療法士の人達って自己犠牲感が強いというか、なんというか気味悪いというか。
長文になってしまいましたがすいません。興奮冷め止まぬまま、書いてしまいました。
今後もブログに来訪させて頂きます。
コメントありがとうございます。
初めまして。
新常です。
かなり極論の多い当ブログですが、ご参考になったようで何よりです。
金銭面で言うのであれば大きな昇給が期待できない業界なので、第二、第三の収入源は絶対に必要になると思います。
資本主義のメリットを生かして、ぜひ様々な事にチャレンジしてください!
副業に関する情報なども逐一更新する予定なので、更新頻度低めの拙いブログですが今後もよろしくお願いします。
コメント失礼します。転職してまだ1週間ですが、転職後に本当に行きたかったところの求人がでるという最悪なタイミングで転職してしまいました。これはもう、1年程度は今のところで我慢して働くしかないのでしょうか。
コメントありがとうございます。
今回のご質問に関しては、①法律上の問題、②相手方の心証の2点が問題になりそうな感じがします。
かなり長くなってしまいましたが、お付き合いください。
①法律上の問題について
結論としては、まずは使用者(雇用主)の方に、辞めたい旨を話してみるのがいいのではないでしょうか?
(以下は少し専門的なお話になりますので、読むのがめんどくさかったら②まで読み飛ばしてくださいw)
雇用契約というのは、「合意の原則」と言って、労働者と使用者の合意によって契約締結が行われるのが原則です。
「合意」という言葉が意味する範囲はとても広く、契約締結自体が双方の合意によってなされるだけではなく、その合意の中身(契約内容)も双方の合意のもと、原則自由に設定されます。
「お互いが納得した上で自由に契約を結んでくださいねー」、「特に国からはその中身についてとやかく言いませんよー」、というのが大原則というわけです。
ただし、その合意の範囲を完全に使用者と労働者の裁量に任せてしまうと、使用者が「雇用主」としての強い立場を利用して、労働者に劣悪な条件のもと労働を行わせてしまう場合があります。
そういった使用者側の権利の濫用を規制するために、(1)労働契約法(2)労働基準法(3)民法(雇用契約)が規定されており、これらの法律の内容の殆どは「労働者」を「使用者」から守るための法律になっています。
したがって、使用者側からの解雇については厳しい規定が設けられていますが、労働者側からの雇用契約の解約については、比較的緩やかな規定しかされていません。
これは「合意の原則」により発生する不都合に、法律という修正を掛けたものと言えます。
で、今回のケースについてですが、まず、最近の雇用契約というのは適性を見る等の理由で「3か月の試用期間」が契約の条件として付されているものが多いと思います。
これは「期間の定めのある雇用」にあたると解されるので、労働基準法14条、同法137条の規定により、労働者はその期間を満了する義務が生じます。
つまり、法律上は、「3か月の試用期間中」は労働者の一方的事情で雇用解約を申し出ることは原則認められていません。
この規定は、たとえ強者側の使用者とはいえ、想定した期間を満了してもらえないことによる経済的損失の大きさから、上記の原則の例外として認められていると解釈できます。
ただし、これは法律上の規定を素直に当てはめた場合の話なので、会社の就業規則に別途雇用解除の条件などが記載されている場合や、双方の話し合いにより契約解除の合意に至った場合は、そちらの合意が優先されます。
一方、「3か月の試用期間」を満了した場合、順次雇用契約が「期間の定めのない雇用」に変更されると思います。
その場合、民法627条1項前段の規定が適応され、双方ともに「いつでも」雇用契約の解約を申しでることができ、同条後段により「解約の申入れより2週間で雇用契約は解消される」ことになります。
すなわち、正社員への登用があったその日以降、いつでも「辞めたい」と言う事ができ、その意思表示は「2週間前に」相手に伝えればOKという事です。
ただし、病院(?)の給与体系が年俸制であった場合、民法627条3項が適用され、退職予定日の「3ヶ月前」に「辞める」という意思表示が必要になるので注意してください。
また、雇用期間の定めがあろうと無かろうと、「やむをえない事情」がある場合には、「ただちに」契約解除を申し出ることが出来ます(民法628条前段)。(病気とかパワハラとか賃金不払いとか)
以上を勘案すると、
(1)雇用主に辞めたい旨を伝え、合意退職する
(2)トライアル期間(3ヶ月の試用期間)の終了と同時に現雇用契約は終了するのでそのタイミングで退職する
(3)正社員登用後はいつでも退職可能なので、好きなタイミングで辞める
この辺りが現実的な方法かと思います。
かなりざっくりした説明ですが、ここまでが法律上の問題点の話です。
②相手方の心証について
個人的には、法律関係云々の問題より、相手方の心証が気になるところです。
常識的な感覚からすると、職場を転々としている人に対して良い印象を抱く人は少ないですよね。
たとえ本人に問題がなくとも、受け入れる側とすれば、「なんか問題のある子なのかなー?」って思うのは当然だと思います。
なので、本来は1年程度の勤続でも短いくらいだと思いますよ。
とはいえ、せっかくのチャンスですから、挑戦してみてはどうでしょうか?
現職場との雇用関係が心配なら、本当に行きたかった職場の面接の際に素直にその旨を告げて、「内定」という形で保留にしてもらっておくのも一つの手段だと思います。
結局、仕事というのは「人」が「人」を雇って成立するものが大半なので、「この人と仕事をしたい!」とか「すごく熱意を感じる!」というような印象を相手に抱かせる事が出来れば、ある程度譲歩してくれると思います。
その上で、今の雇用関係をキレイにしてから、改めて正式契約を申し出るというのはどうでしょうか?
非常に難しい決断だと思いますが、頑張ってください。
ご丁寧なお返事ありがとうございます。個人的にも、現職場の方に伝えるのはとても気持ちが重いです…。今受けようか悩んでいるところは、応募人数1名に対してすでに数名の応募があるようです。リハビリの質も高いようで、狭き門という印象です。なので、合格する確率はそもそも低いのですが、仮に合格した場合に、試用期間が終わる間際に現職場に申し出るというのはあまり良くないのでしょうか。
現職場は病院と複数のクリニックを経営していますが、4年目で基本給22万円、賞与は3.5ヶ月分と決して高くはありません。生活も厳しい状態です。これから受けようとしているところは、労働組合もあり、基本給はそれほど変わりませんが、安定している印象です。(研究等で仕事は忙しいかもしれませんが)。
生活があるため一番はやはりお給料が大事なのですが、今PTとして自分がこれからどう働いていこうか悩んでいます。
何度も質問してしまい申し訳ありません。
加えて、現在働かれている訪問?のメリット等があれば教えていただければ幸いです。
私自身も散々やらかしてるのであんまり偉そうなことは言えませんが、とりあえず私見を。
ズバリ、法的な観点から言えば直前に申し出るもの問題無いと思いますが、道義的には問題ありだと思います。
まず、前提として、病院側はあなたを長期雇用するつもりで採用しているはずですから、その期待に応える道義的責任があると思います。
それに、人ひとりを雇用するにはそれなりに経費が掛かりますから、わずか数ヶ月で辞められた時にはたまったもんじゃない、ってのが経営者側の本音です。
もしあなた自身が経営者だったとして、私財の100万円を投げ打って雇用したのに、ろくな仕事もせず1週間で辞めていったらやっぱり腹が立ちますよね?
そう考えれば、やはり病院に迷惑を掛けないように辞めるのがせめてもの償いだと思います。
とはいえ、現段階で他の病院を受けることを口外する必要はないと思います。
ただ、希望の職場面接の際には必ず「入職日」について相談するべきだと思います。
多少入職日を先延ばしにしてもらった上で、現職場に相当な期間猶予を持って退職の旨を伝えるのがベストでは?
というわけで、結論としては、直前に辞める意思表示をするのは避けたほうが良いのでは?という感じです。
で、訪問のメリットとしては、特にないですね・・・と言ってしまうと身も蓋もないので、考えられることをいくつか。
気になるのはやはり給与面でしょうか?
それに関しては、多分、他の追随を許さないくらい圧倒的に良いと思います。
私が以前アルバイトで働いていた訪看のPTは月70くらいもらってたみたいですよ。(嘘か誠かは藪の中系
時給換算でもそれなりに給料が高いので、ぶっちゃけバイトでも余裕で生計が成り立ちます。
現に私もかれこれ3勤4休を2年以上続けていますww
働き方について悩んでいるようですが、世の中にはこういう働き方をしているPTもいるので是非参考にしてください。(やっぱり参考にしないでください。
あとは、訪看って基本少人数規模の事務所が多いので、職種関係なくスタッフの距離は近いですね。
そういうアットホームな環境が好きなら、良いのでは?
お返事ありがとうございました。やはりなにを優先するかは人によって異なるので、どれが正解というのはないのかもしれませんが…。訪問だとやはりなかなか自分の知識・技術を高めるといった面で考えると、少し選択肢からは外れるのでしょうか。全くの未知の世界なので、気になってはいても踏み込めずにいます。
知識・技術を高めたいのであれば、環境よりも意欲が大事なのではないでしょうか?
・・・・・とはいえ、それは建前論でもあるので、現実は勤め先の環境に大きく依存することは事実だと思います。
訪看のリハスタッフは、やる気のある人と無い人の2極化が特に激しいように感じます。
これは、誰の監視下にも置かれていないことによって、「サボっても分かりやしない」という心理でいる人と、ある程度外野の声に左右されず、「好きなことを追求できる」という両極端の人種が存在するからだと思います。ですので、実際に見学に行って、できれば体験入職を希望してみるのが良いのではないでしょうか?
ただ、訪看の場合、基本的に担当する利用者様が頻繁に入れ替わり立ち替わりするわけではないので、よく言えば「信頼関係が築ければやり易い」と言えますし、悪く言えば「関係がマンネリ化」し易いと言えると思います。これはやる気の有無に関わらず、訪問リハ全体が抱える慢性的な問題点と言えるかなと。
やはり個人的には給与面と、お休みがしっかり取れるところを希望しています。しかし、某リハビリ専門の転職サイトで2度転職しているのですが、いずれも失敗しています。職場を選ぶ際の注意点等あれば、教えていただけると幸いです。
給与が良いというのと、休みが取れるというのは、ある意味で相反関係にあると思います。
なぜなら、多くの賃金を得るにはそれなりの仕事量をこなす必要があるからです。
この業界にいる以上、人と同じ仕事量では給与の差が付かないのは承知していると思います。
ですから、給与を求めるのであれば、平日のプライベート時間を削ったり、あるいは休み返上で働くなどする必要性が出てきます。
他方で、それでは平日と休日、勤務時間とプライベートの差がなくなってしましい、ストレスで押しつぶされてしまうかもしれません。
ですので、率直に申し上げて、給与も100%希望通り、休みも100%希望通り、というのは少し難しいのではないかと思います。
従って、給与を削って時間を取るか、時間を削って給与を取るか、この相反する利益・不利益をどこまで許容できるのかが重要なのでは?
良い落としどころを探ってみてください。
転職に関しては本文でもお話ししてますが、「数を撃つ」ことが何より重要だと思います。
結局、本当の意味で「良い職場」「悪い職場」というのは、見学段階では到底分かる余地などありません。
よって、見学段階のフィーリングというのは、「絶対的」ではなく、あくまで他に見学した職場と比べての「相対的」なものでしかありません。
とはいえ、転職というのは、その「フィーリング」を唯一の頼りにして決めなくてはならないのも事実です。
だからこそ、多くの職場を見学することで、少しでも「相対的に良さそうな感じの職場」を選ぶことが重要だと私は考えています。
あとは、見学段階でどれだけ積極的に話を聞けるかも大事だと思うので、自分が気になることを事前にピックアップしておいて、常識の範囲内でぶつけてみるのも良いと思います。
リハ専門の転職支援市場は、まだまだ未成熟段階です。
なので、担当のアドバイザーの腕があまり良くなかったのかもしれませんね。
もしくは、担当者が自らの利益(インセンティブ)を重視しすぎるあまり、雑になってしまったのかもしれません。
いわゆる、ハズレ担当者だったのではないでしょうか?
もし今後もエージェントを通して転職するのであれば、担当者に対して多少図々しくなった方が良いかもしれません。
あなたが納得いくまで担当者に紹介させるべきです。
その時にもし不誠実な態度を取られた場合は、こっちから連絡を絶ってやりましょう。なんなら、会社に文句を言ってやってください。因果応報です。
家族を持っているため家事にも追われる毎日で、ママさんでも働いていけるようなところを探しています。以前お話されていた、3勤4休というは、どういう事なのでしょうか?それで最初の記事にもあった30万円以上のお給料ということでしょうか…?
つてはないし、やはり転職サイトを使わないとわからないのが現実です…