橋本奈々未の卒業になぜ乃木オタは悲しみを覚えるのか?

公開日: : 最終更新日:2017/06/09 乃木坂46

      

失くして気がつく偉大さ

乃木オタの皆さん調子は如何でしょう?
最近関東地方は晴れの日が続いていますが、心は曇り空の人も多いことでしょう。

理由は言うまでもなく、橋本さんの乃木坂卒業&芸能界引退の発表がアナウンスされたからですよね?

そんな人たちの心を癒すべく、ちょっと橋本さんにスポットを当てて色々と書いてみたいと思います。

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橋本さんの卒業になぜオタは心を傷めるのか?

人気絶頂の最中で中心メンバーが芸能界から完全引退を表明した例はかつてなく、今回の橋本さんの引退発表は異例中の異例と言っても過言では無いと思います。

秋元グループのメンバーの多くがグループ脱退と同時に違うメディアで活動を続けていく道を選んでいる中、橋本さんの芸能界引退には本当に驚かされました。

そしてその発表と同時に、特に橋本さんに肩入れしたわけでは無いはずなのに何処か寂しさと悲しさを覚えました自分がいました。
で、色々コメントを見ていると私と同じような心理状況の人はどうやら私だけでは無いみたいです。

では、なぜ贔屓にしていたわけでは無いのに虚無感に似た感情を覚えるのか?

様々理由があると思いますが私の中で出た一つの答えは

「実は知らず知らずのうちに橋本さんに共感していたから」

です。

今からその理由をざっと紐解いてみます。

1、いい意味でアイドルっぽく無い存在だったから

アイドルって「夢を与える」「みんなを笑顔にしたい」など、ある意味で非現実的な存在である場合が多いと思います。

しかし橋本さんの思考は超が付くほどのリアリズム。
いわゆる現実主義者でした。

頑張っている姿は表に出さず、苦しい時も同情を買うことを良しとせず、自分の力量を客観的に分析して決して高望みや背伸びはしない。
自分を着飾らず、多くを求めない。
芸能界という一般社会からかけ離れた世界に身を置きながら、自分自身のスタイルを一貫してきました。

そんな態度に多くの人が“遠いようで近い存在であり、近いようで遠い存在と感じていたのでは無いのでしょうか?

高嶺の花に見えて、全くそうではない。

決して先頭に立つことはないですが、一歩引いたところから全体を見渡せるいわば2番目の存在。

でも、よく考えてみると学校でモテる人って1番目立つ高嶺の花タイプの人より、影で支える2番目タイプな気がするんですよねー。

で、その2番目の人がどんな人なんかなーって考えてみると、遠過ぎず近過ぎない良い距離感の人だと思うんです。
橋本さんってそういうタイプの人なのかなーって思います。

そんな、アイドルなのにどこか現実的な橋本さんに多くの人が共感・共鳴し、無意識のうちに肩入れしてたのかなーと感じています。

2、まさかの芸能界引退

まぁ実際のところ、多くの人が悲しむ大きな要因はこれですよね。
私自身も卒業は想定内でしたが、まさか芸能界を引退するとは想像もしていませんでした。
これについては衝撃が大きすぎましたよね。

見た事があるという方も多いと思いますが、橋本さん自身「悲しみの忘れ方 documentary of 乃木坂46」の中で、

「これ以上楽しい仕事があるのかって自分の中で思うと、ちょっとないんじゃないかと思い始めちゃって」

と語っていたので、卒業後も芸能活動は当たり前のように続けていくものだと思っていました。

その後色々と思案を巡らせたんでしょうね。
きっと。

最終的に一番良い時期にすっぱり引退して一般人に戻る覚悟を決めた度胸にはひたすら感服です。

それと同時にファン心理としては、これから先橋本さんの鋭いコメントや時折見せる悪ノリを見れなくなると思うと一抹の寂しさを感じずにはいられません。

3、初期からフロントを務めていたから

これは私の勝手な感情ですが、いずれ生駒さん、白石さん、松村さんが卒業発表をした時も今回と同じような心理状況になりそうな気がします。

賛否あると思いますが、初期からフロントメンバーとして活躍していた人が抜けるのは、1ピース足りないパズルのような物だと思うんです。

全体像はつかめるけどどこか物足りない感じ。
理屈じゃなくて本能的な?

言葉で形容するのがすごく難しいんですが、当たり前にあった物が無くなるときの寂しさって理屈じゃないですよね。
好き嫌いの感情論ではなく、単に物足りないと言った感じ。

申し訳ないですが、私の語彙力ではこれ以上の説明ができません。

ともかく、乃木坂の活動で常に目立つ場所にいたからこそ失う寂しさも一入ってことなんでしょう。

4、16枚目のシングルが橋本さん自身を投影しすぎている

投影というと難しく聞こえるかもしれませんが、要は16枚目に収録されている曲が橋本さんの価値観を如実に表していて、聴くたびに何かを感じずにはいられないという事です。

詳しくはこっちを読んでください。

乃木坂46「サヨナラの意味」のMVが深いので解釈して解説してみる

橋本奈々未初ソロ曲「ないものねだり」は乃木坂史上に残る名曲

こんなシングルを出されたらファンじゃなくても悲しくなりますって。

特に「ないものねだり」の一文、

今持っている全てが私の全てでいい、それが醒めてもこのままでいい。

この一文はいかにも橋本さんらしく、何かグッとこみ上げてくるものがありますよね。

結論:橋本さんは偉大だった。

十人十色、今抱いている感情は人それぞれでしょう。

ですが、少しでも寂しさという感情があるのであれば、それは間違いなく「橋本さんの存在が偉大だったから」に違いないと思います。

独特な感性、客観的で冷静な視点、素養、審美眼など、どこをとってもスキのない橋本さんの存在はとても大きく、またグループにとっても貴重な存在だったかと思います。

常に目立つ場所にいれば自然と肩入れしてしまうのも当然でしょうし、特に橋本さんは自分に嘘を付かず本音でぶつかってくるタイプなので、なおさらファンの共感を呼びやすかったんだと思います。

そんな存在が来年の3月には見られなくなってしまうわけですから、そりゃー悲しくもなりますよ。

ところで私はいつからこんなに乃木オタになったのだろうか。
謎は深まるばかり。

明日もがんばろっと。

では

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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Comment

  1. くろっく より:

    全て同感です。橋本さんファンとしてはとても悲しいですが、本人がお決めになったことなので、是非、これからも頑張って欲しいです。
    リクエストなのですが、乃木坂と欅坂の現状比較をして頂きたいです!欅坂は颯爽と紅白出場を決め、現在順風満帆だとおもいます。でも何となく一種バブルが起きてるというか・・・。ファーストシングルであれだけ知名度&人気が出てしまうと、これから徐々に軋みが出てきてしまうのでは?と心配しているのです・・・。まとまりのない長文失礼しました(。-_-。)

    • niitsune mune より:

      コメントありがとうございます。

      前例があまりない大きな決断ですが、明るい未来が待っているといいですね。

      現在仕事が忙しいのでちょっと時間が掛かるかもしれませんが、いずれ記事にしてみますよ!

      ただ、現状比較と言いますと乃木坂と欅坂の1年目の活動を比較するということですか?
      それとも純粋に現状を比較するということですか?
      あと、軋みというと欅坂のメンバー内でのことですか?
      それとも欅坂と乃木坂と言う意味ですか?

      質問攻めで申し訳ないんですが、記事の方向を明確にするために必要な要素なのでお返事お願いします。

      • くろっく より:

        返信ありがとうございます!
        あと言葉足らずで本当に申し訳有りません・・・。
        (わたしもただ漠然と感じているだけなので説明がうまくできるかわかりませんが)欅坂さんはサイマジョで劇的なデビューを飾り、かつてないスピードで成長していることは、CDの売り上げや紅白の出場などからも明らかだと思います。わたしが言いたかった「軋み」とは、要は、この一年で彼女たちが出してきた結果(サイマジョの大ヒット等)と、実寸大の欅坂46の間に生じるものです。先の文章で「バブル」という言葉を使いましたが、結果(ないしは数字)が彼女たちの現状の実力よりもかなり過大にはじき出されてしまったのでは?と心配しているのです。もし仮にそうならば、何かの拍子に(例えばシングル表題曲がイマイチだったとか)その「作られた人気」が弾けてしまう時がいずれ来るかもしれない。そのバブルが大きければ大きいほど彼女たちに致命傷をもたらすと思うのです。
        私は欅坂の実力に疑いを抱いてはおりませんが、ある程度キャリアを積まなければ絶対に成し遂げられないこともあるとも思います。もちろん欅坂さんの実力とこの一年の結果がイコールで結ぶことができるなら、私の心配は全くの無意味ですが(笑)。
        色々事情はありましたが、乃木坂は意外と遅咲きだったということになります。特に紅白は。長い目で見ると、ある意味着実に前に進んできた、その結果、スキャンダルやら何やらも彼女たちの力で乗り越えてきました。また、一年目ごろの乃木坂は(今は見る影もありませんが)AKBの公式ライバルということを盛んに宣伝されていました。今の欅坂はそういったことはあまり見られません。これらの点から、欅坂は乃木坂とだいぶん異なる方向を向いていると言えると思います。こういった様々な両グループの差異が、今後の乃木ー欅関係に大きく影響するだろうし、各々のこれからの指針を考える上でも鍵となると思うのです。

        ・・・非常にまとまりのない超長文、申し訳有りませんでした(笑)。-_-

        もし何か付け加えてご質問があれば、ご面倒でなければ、また返信で宜しくお願いします。

        • くろっく より:

          ・・・これは現状比較とは言えませんね。
          最初の文章の言葉のチョイスを誤りました。(笑)
          申し訳有りません

        • niitsune mune より:

          とても論理的でまとまった論述なので決して読み難くないですよ!

          欅坂バブル・・・、非常に解釈が難しいところですが、昨年の中国株のように、明らかに企業価値(財務状況などを精査の上)と市場評価が比例せずに市場が過熱している場合は「バブル」と表現すると思いますが、欅坂46の場合はアイドル好きという潜在的あるいは顕在的なファン層に秋元氏が新たなプラットフォームを提供しただけに思えるので、バブルと表現するのであれば「アイドルバブル(坂道バブル)」と考えられるのかなーと感じます。

          統計的な実数は定かでは無いんですが、乃木坂と欅坂のファンは非常に流動的だと感じるので、乃木坂の過熱感がそのまま欅坂にシフトしているだけなのかなーとも感じています。
          簡単に言えば、「ファンを共有している」という事です。
          ですので、私の考えでは乃木坂の人気が右肩上がりである以上、欅坂の人気も上がり続けるのではないかと考えています。

          ただ、今後乃木坂の卒業ラッシュにおいて、乃木坂から欅坂に完全に流れる人も一定数いるかと思います。
          人は常に新しくフレッシュなものを求めるので、これは避けられない事態かと。
          その際、欅坂のさらなる躍進により乃木坂の人気に陰りが見えた時は、それこそ運営本部がどのような戦略を打ってくるのか楽しみにしたい所です。
          とは言っても、欅坂と乃木坂は運営本部もほぼ同じ面々のようですし、印象操作をするのはさほど難しい事ではないようにも思えます。

          ただ、くろっくさんが心配されているように、欅坂は乃木坂が5年かけて築き上げてきた販売実数に1年足らずで肩を並べようとしています。(CDセールス)
          これは危険な匂いがプンプンします。

          今回のDeNAの一件ではないですが、急成長を遂げた企業というのは得てして急激な環境の変化に対応できずに、どこかで詰めの甘さを露呈する場合が多々あります。
          なぜなら、企業努力の方向性を間違えるからです。
          今回大手のまとめサイトが次々閉鎖された裏には、企業内での事業部門別での争いの元「サイトを大きくすることだけに注力し、顧客のニーズを見落としていた」という大きな問題がありました。
          要は企業規模を大きくする事を優先しすぎてしまい、盗作盗用は絶対ダメという著作権に関する法的問題、その他企業コンプライアンスを遵守出来ていなかっただけではなく、閲覧者が求めている「信ぴょう性のある情報を提供する」というインターネットメディアとしての役割すら全う出来ていなかったんです。

          それらの情報が検索下位に表示されているうちは良かったのですが、圧倒的な資金力を生かしてバシバシSEO対策を講じた結果、信ぴょう性が低く、盗作の疑いがある情報が上位に表示されるようになってしまい今回の大炎上につながってしまったのです。
          本来、情報の精査にお金を使うべき所を、記事の大量発注にお金を使ってしまったのが事の発端だったのでしょう。
          特に医療情報だったので尚更ですね。

          このように急成長株は「市場が本当に求めているものは何なのか?」という点を疎かにし、企業規模を大きくする事だけを考えてしまう場合が多いので、どこかで矛盾や歪みが生まれてきてしまうのです。
          まぁ今回のDeNAの件に関してはソーシャルゲーム事業が下火になっていたという焦りもあったとは思いますが・・・。

          で、これは欅坂の今後の活動においても危惧されるべき問題点かと思います。 
          仰っていた「ある程度キャリアを積まないと成し遂げられない・着実に前に進んできた・バブルが弾ける・作られた人気」という部分はそれらの部分に通ずる部分があり、地道で正しい企業努力・活動の元に獲得した固定ファンが乃木坂には着いていますが、欅坂のファンはまだまだ定着したとは言い切れないのではないのか?という一つの疑念が生じます。
          ゆえに欅坂は今の立場に奢らずファンを大事にするような活動を続行することができれば安泰といっていいと思いますが、それが継続できないようだと危ないかもしれませんね。

          話は飛びますが、乃木坂46が結成された時、AKBのライバルとはいうものの「コンセプトがないのがコンセプト」と少し矛盾していた点がありました。
          この矛盾は徐々に是正(?)されつつあり、AKBのライバルから「乃木坂46」という一つのアイドルグループとしてのアイデンティティーを確立することに成功しているように感じます。

          欅坂46に関しても、乃木坂46の妹分というコンセプトはあるものの、運営側が積極的に訴求を掛けていないことを考えると「妹分」として売る気はあまり無いのでしょう。
          そのような面から見ると「アイデンティティーを確立したい」という方向性は一緒なのかなーと思います。

          乃木坂と欅坂…。
          現時点でこの二つのグループの差異を挙げるとすれば人数、PV構成、音楽の雰囲気などが挙げられると思うのですが、それらをより明確にするのは非常に困難を極め、何より、どこに主眼を置いて「ここが違う!」と言っていいのか分からないというのが私個人の見解です。

          大変面白い議題をありがとうございました。
          また何かありましたらよろしくお願いします。

          • くろっく より:

            早々のご返信ありがとうございました。乃木坂と欅坂のファンの間に大きな流動があるという点を意識していませんでした。現に私もそうです。(笑)
            身近にこの類の意見を聞ける人がいなかったので、今回伺えてとても嬉しかったです。

            これからも楽しみにしております!

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