ギャンブル依存症かもしれない。克服するには家族の理解も必要?

公開日: : 最終更新日:2016/12/14 社会問題

      

体の病とは違い精神的な病気は外見からはなかなか判断が難しいと思いますが、実は依存症に悩んでいる方はたくさんいます。

その中でも他を寄せ付けないほどの圧倒的な人数を誇るのがギャンブル依存症です。疑いを含めて約550万人がギャンブル依存にかかっている可能性があると言われています。(アルコールは100万人前後

おそらくその原因のほとんどはパチンコ。今やパチンコ産業は日本の産業の中核を担うほどの大きな産業となっていますからね。話によると25兆円規模だとか・・。

人生を破滅に追いやるギャンブル依存を克服するためにまずすべきこととは?
依存症の理解を深めながらギャンブル依存とは何なのかを理解していきましょう。

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ギャンブル依存を克服するためにまずすべきこと

ギャンブル依存を克服するためにまずするべきことは、「依存症をしっかり理解する」ことです。
この場合、当人だけではなく家族も共に理解を深めるべきです。

依存症は気合いで治るものではないということを理解し、依存症としっかり向き合う環境を作ることも克服に向けた一つの大きな要素となり得ます。

精神的依存と身体的依存

依存症は主に精神的依存身体的依存の2種類に大別することができます。

書いて字の如く精神的な依存状態と身体的な依存状態を表すのですが、意味が多少ややこしいのでできるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

 

精神的依存とは

薬物やアルコールに対し、精神的に依存している状態のことです.
おそらくみなさんにも経験があると思いますので少し回想してみることにしましょう。

例えば、働いてお金をもらった時や恋人に会えた時、パチンコで大当たりを引いた時の感覚を思い出してみてください。

その時の感覚って「ほっとする」「嬉しい」というような感覚ではなかったですか?胸を撫で下ろすような、興奮が頭を突き抜けるようなそんな感覚。
その興奮や感動はその場が去ってしまえば忘れてしまいますが、思い出せば思い出すほど快感が蘇ってくると思います。

男性で言えばS○X、女性で言えば買い物がそれに近いと思います。

その時の快感が忘れられなくてダメと分かっていてもついつい同じ行動を繰り返してしまったことはありませんか?
つまり、快楽に依存しており快楽のために行動してしまう。

これが精神的依存の状態です。

DVもその一つであると言えるかもしれませんね。

精神的依存の線引きは難しい

もしかしたら気づいた方もいるかもしれませんが、精神的な依存の状態って一般的な欲求との線引きが結構難しいんです。

例えば男女の営みを例に挙げてみるとします。

夫婦間での営みが今までは一週間に一回程度の頻度だったものが、いきなり一日一回に増えたら女性はその性的欲求の増大を異常だと感じでしょうか?感じないでしょうか?

嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、大半の女性が「男だからしょうがないか」と、割り切ってしまうのではないでしょうか?

ですが、精神的依存の解釈からすれば確実に依存度が増していると言えます。

しかし、前述したようにこれが依存症だと言えるかと聞かれれば一般的な解釈は「NO」でしょう。

ではどんな要素があると精神的依存と解釈されるのでしょうか。

異常な行動

それは、「異常行動」とでも言っておきましょう。

快楽を求め、今までにないような異常な行動(性癖とは別です)をとった場合精神的な依存を疑ったほうがいいでしょう。

・いくら拒否をしても無理やり襲ってくる
・寝込みを襲う
・場所お構いなし

などなど色々あるでしょうが、この行動は明らかに快楽を求めて異常な行動に出ていると感じた場合怪しいと思いますよ。

お金を得るために人を襲ったり、会いたいがためにストーカーしたりする症状も同じように解釈できるかと思います。

 

身体的依存とは

薬物やアルコールなどに身体的に依存している状態の事です。

同じ薬を飲み続けていると、その薬の効果がだんだんと薄れていくという話を聞いたことがあると思います。

これは噂や都市伝説ではなく、列記とした薬物依存の症状なんです。
これを医学用語で「耐性」や「耐性の形成」などと言います。

薬で例を挙げて説明していきます。

常習的に同じ薬を使用することで、血中での薬の成分濃度が上昇している状態が続きます。
この濃度が高い状態を脳が正常値であると勘違いしてしまいます。

ですので、薬を飲むのをやめた途端に血中の濃度が低下し、脳が異常であると勘違いしてまったがゆえに身体中に「異常だぞー」と指令を出してしまいます。

この状態が身体的な依存状態で、口渇や異常発汗、震えなどが顕著に現れます。

一般的には離脱症状と言われることが多いです。

身体的依存は離脱が難しい

精神的に依存している場合より身体的に依存している方が離脱が困難である場合が多いとされています。

その大きな理由としてあげられるのは、精神的依存は受動的であり身体的依存は能動的であるといったところでしょうか。

お金で考えてみると分かりやすいかもしれません。

暮らしを良くするためにお金が欲しい精神依存に対して、お金がないと生きていけない身体的依存

といえばなんとなくニュアンスが伝わるのではないでしょか?

かなり極端な例ではありますが、お金に対する依存度はどちらが高いかが一目瞭然かと思います。

お金が無くなってしまったら生きていけません。ですから余計にお金集めに必死になるんです。
これが身体的依存の怖いところですね。

 

ギャンブル依存はどっち?

依存症の概要が理解できたところで、ギャンブルの話に戻りましょうか。

酒や薬物の快楽に溺れる精神的依存、酒や薬物の常習化により身体が勘違いしてしまう身体的依存。
ギャンブル依存症はどちらだと思いますか?

 

 

 

 

 

答えは精神的依存です。

ギャンブルは報酬系が興奮することによって依存が深まっていきます。
つまり、身体的な依存状態ではなく脳が興奮することに対しての依存状態になるので答えは精神的な依存というわけです。

ギャンブル依存によく見られるパターン(精神依存)

精神的な依存をしている人に共通して見られることがあります。

それは「否認」です。
そして否認には主に2つのパターンがあります。

第一の否認は自分がギャンブルに陶酔している事を認めないパターンですね。「俺は人と違ってやめようと思えばすぐに辞められるんだ」と、自身がギャンブルに依存している事を認めません。

果たして、このセリフを言った人の何人が辞めることができたのでしょうか?

第二の否認は自分がギャンブルにハマっている事を認めています。自分の症状を認めた上で、家族や自分自身の暮らしに障害が出ている事を認めないパターンです。

否認が自己の症状以外に向いている状態ですね。

ギャンブル依存から抜け出すにはまず認めること!

ここまで読んでいただいた方はギャンブル依存(精神依存)の問題点が何処にあるかを理解していただけたかと思います。

前述したようにギャンブル依存の問題点は自分の行動や言動を素直に認めることができない事です。そしてその事を当人は理解しています。毎日毎日パチンコに行っては3万も4万も負けていてる事に対して自分でも異常であることの自覚があるはずです。

ですが、人に聞かれると素直に答えるのが嫌でついつい、「俺は依存症じゃない!」と口走ってしまうのです。

やめたい時にいつでもやめられるという思考はすでに依存症かもしれません。

依存症は否認の病と言われるくらい、否認が特徴的なんです。

ご家族の方もその状況を否定するのではなく、受け入れてあげてください。家族も共に依存の苦しみを共有してあげてください。

「勝手にのめり込んで勝手に苦しんで何様だ?」

そう思う気持ちは十分に理解できます。

ですが、その気持ちを共有してあげられるのはあなたしかいません。どうか救いの一手を差し伸べてあげてください。

まとめ

依存症への理解が少しでも深まっていただけると嬉しいです。

精神的な依存症の治療、簡単ではありませんが決して難しいものではありません。もしギャンブルがやめられなくて困っている人がいたらまずは潔く認めてください。

勇気を出して一歩踏み出しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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