乃木坂46、欅坂46のブランド戦略論を分析!【ガチ】

公開日: : 乃木坂46分析, 欅坂46分析

      

意外と触れられないアイドルのブランド戦略

乃木&欅オタの皆さん、こんにちは。
最近織田信長にはまっている新常です。

音楽がハードウェアからソフトウェア主流になってきた昨今、歌やルックスはもちろん、ファンとの積極的な交流やCDに付加価値を付けるなど、どこのレコード会社・アーティスト事務所もCDを売るために必死ですよね。

そんな時代の最中、乃木・欅のCDセールスは群を抜いてます。
CDが売れない時代にミリオンを達成するなど、まさに驚異的なセールス力。

そんな驚異的なCDのセールス力を紐解くべく、マーケティングの基礎の基礎であるブランド戦略の中から「ブランドの冠し方」という視点で分析してみたいと思います。

ライトな感じのタイトルですが、中身は少々の専門用語が使われているので悪しからず。

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乃木坂・欅坂においてのブランドとは?

ブランドと言っても様々な戦略方法があります。

例えば、

・マクドナルドの様な「ファミリーブランド」と呼ばれる会社名がそのままブランド名になっている場合

・キリンビールに代表され、「ダブルブランド」と呼ばれる会社名と商品名が複合してブランド名になっている商品

・トヨタ自動車のクラウンに代表される、「クラウンコンフォート」・「クラウンアスリート」・「クラウンマジェスタ」の様に、「プラス・グレード・ワン」と呼ばれる同じブランド名にグレードをつけて差別化するブランド名

・トヨタ自動車とレクサスの様に、親が同じでも別事業として扱う、「個別ブランド」という全くのブランド名

では、秋元さんプロデュースのグループにおいてのブランドはどれが当てはまるのか?

これは非常に判断が難しいところですが、「ダブルブランド」ととも取れますし、「プラス・グレード・ワン」とも取ることが出来ます。

まず前提として、AKBGや坂道Gにおいてそれぞれのファミリーブランドは「46・48」と言えるので、この関係性のみに焦点を当てれば、「46VS48」の構図は個別ブランドとも解釈することが出来ます。

しかし、今回の主題は「乃木・欅」のブランド戦略論を語る事。
すなわち、乃木坂46と欅坂46という「46ファミリーブランド」を冠した上で、「乃木坂」「欅坂」というブランド名をどの様に解釈すれば良いのかを語る必要があるというわけです。

ブランド名をつける意味

で、乃木坂・欅坂がどの類のブランド名に当るかどうかを知る上で、絶対知っておかなければいけない事項があります。

それは、「ファミリーブランド」・「ダブルブランド」「プラス・ワン・グレード」・「個別ブランド」から構成されるブランド名においての、各ブランドの特徴です。

つまり、そのブランドを付けることによって得られる経済効果・マーケティング要素などを知っておく必要があるわけですね。

ファミリーブランドの特徴

ファミリーブランドとは、狙っている市場が統一されており、かつ売り出す製品のイメージが同じ場合に採用されます。
おそらく秋元さんは、46は46で、48は48で似たような顧客層や需要層がいるという判断なのでしょう。

例えば、「46」というイメージは「アイドル+清楚」と連想する人が多いと思います。
一方、「48」の場合は、「アイドル+会いに行ける」や「アイドル+バラエティー」などというワードを連想する人が多いと思います。

すなわち、46は46で、48は48で統一して訴求した方が、同性質のターゲットに受け入れられやすいというメリットがあるということです。

しかし、これはアイドル好きに限っての話。
一般層には46も48も全く同じわけです。

つまり、アイドル好きにとって46・48は個別のファミリーブランドと言えるんですが、一般層にとっては「46〜48」という、一つのブランド名でしかないわけです。

言い換えれば、秋元さんは「アイドル好き」の層しか相手にしていないとも解釈でき、この事を集中型の標的市場設定や、市場専門型の市場細分化戦略と言ったりします。

その中でもさらに細分化を図り、需要のある場所に特化した製品を送り込むという、46・48と線引きをした個別ファミリーブランド戦略はまさしく合理的な戦略と言えるわけです。

ダブルブランドの特徴

ダブルブランドとは、狙っている顧客層は同じでも、売り出す製品のイメージが違う場合に採用されます。
つまり、同じ顧客に別の物を買わせたい、という感じの発想です。
もっと言えば、先ほどの市場細分化戦略をさらに極めたものと言えます。

例えば、「乃木坂/46」「欅坂/46」と、坂の名前と数字を分ける事でダブルブランドと解釈した際、両者とも「46」というファミリーブランドを冠しているので秋元さんが狙っている市場(アイドル好き)は同じであると解釈できます。

ですが、仮に乃木坂46を「アイドル+清楚+バラエティー」というイメージで売りたいと考えている一方で、欅坂46を「アイドル+清楚+楽曲」というイメージを持たせたいと考えていた場合、「アイドル+清楚」という共通点のがある一方で、「バラエティーor楽曲」という相違点(付加価値)があるわけです。

つまり、周辺視的に見ると両者は同一に見えても、厳密には違うイメージのものなんです。
それを「乃木坂/欅坂」と表現して違いをもたせているわけです。

しかし、両者に違いはあれど根底にある「アイドル+清楚」が好きという部分には変わりなく、さらにターゲットを同一化するために「46」というファミリーブランドを用いているため、認知度を高めやすくファンを共有しやすいという特徴があります。

ただ、バラエティーor楽曲という路線で売ろうとしているかが怪しいので、一概にダブルブランドと呼んでいいのかが微妙な所です・・。

ブランド・プラス・グレード

ブランド・プラス・グレードとは、狙っている顧客層が違う一方で、売り出す製品のイメージが同じような場合に採用され、商品別ターゲット層の違いが「グレード」で表現されます。

前述したクラウンを例に考えてみると、「コンフォート」・「アスリート」・「マジェスタ」の部分がグレードに当たり、同じクラウンという車種(同一イメージ)ですが、グレードによって狙っている顧客層が違うわけです。

例えば、コンフォートは低所得者向け、アスリートはスポーツカー好き向け、マジェスタは高所得者向けと識別することが出来ますが、すべては「クラウン」という枠の中で話。

つまり、基本的な製品設計思想は同一ですが、内装に高級感を持たせたり、アフターサービスを充実させたりして違いを持たせ、それをグレードで表現しているわけです。

これを乃木坂・欅坂で当てはめると、「乃木坂/欅坂」=「顧客層違いのグレード」と解釈することも可能ではありますが、正直どちらが上でどちらが下というような明確な線引きは難しいですよね。

と、同時に、ファンの方の逆鱗に触れる可能性があるので、運営側もあえて上下での線引きはしていないと解釈するのが妥当かと思います。
元々対立を煽るような構図でもありませんしね。

個別ブランド

個別ブランドとは、狙っている顧客、商品のイメージ、需要層、すべてが異質のものである場合に採用され、商品別に独自のブランド名がつけられます。

前述した、「46・48」はまさに個別ブランドに該当し、秋元さん自身、この二つのブランドには異なる顧客層が付いているという認識なのでしょう。(おそらく

そういう意味ではAKBGと坂道Gのライバル関係を煽るというのは非常に賢い戦略と言えますよね。
ちなみに、乃木坂46と欅坂46は共通のファミリーブランドが冠されているため、個別ブランドとは言い難いですね。

まぁ個別ブランドについてはこれ以上特に触れなくてもいいでしょう。

結果的に「乃木坂46・欅坂46」は、どのブランド戦略なのか?

結論を出したいと思いますが、私自身最も近いブランド線略として挙げるのは、「ダブルブランド」です。

消去法で考えていくと、仮に「乃木坂/欅坂」をグレードとして捉えたとしても、グレードという観点から両者の違いついての論理的な解釈が難しく、かつ「46」を冠しているので個別ブランドとは全く違うものであると考えられます。

ファミリーブランドという概念は「46」の前に「乃木坂/欅坂」という別称が冠されている時点で否定されるものになり、結果的にダブルブランドしか残らないわけです。

ただ、これらのブランド戦略論は個々が独立した概念ではなく、複合し合っている場合もあります。

ダブルブランドのリビート戦略とプラス・グレード・ワンの階層化戦略という二つの戦略が複合していることだって十分に考えられるわけです。

とはいえ、ビジネス戦略は形がないので分析から正解を導き出すのはとても難しいもの。

あくまで参考程度に、「アイドルグループの名前一つとってもこのような考え方があるんだなー」と、皆さんの印象に残れば幸いです。

では。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。

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