理学療法士が一般企業に転職活動するとき苦労しがち体験談
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コメディカルの仕事、転職、副業

完全実話でお届けします
(この記事はprを含みます)
一般企業へ転職を考えているPTの方こんにちは。
転職活動で苦労しがち系元PTの新常です。
理学療法士という仕事が合わなくて違う仕事に転職を考えている「隠れPT辞めたい族」が多く存在する今のご時世。
私は実際にPTを辞めた人間なのでその気持ちよくわかりますよ。
まあ辞めたい理由なんて人それぞれなので細かく突っ込んでも仕方ないですが、全員に共通して言っておきたいのが、これからの人生の方が長いんだから色々頑張ってみたらええやん、と言うことですかね。
これを読んでくれてる人が何歳なのかは知りませんが、多分今までの人生よりこれから先の人生の方が長いですよね。
その長い人生で今の仕事一筋じゃないといけないルールなんてありませんから、どんどん興味のある分野に突っ込んでいくのもありでしょう。
ただ、未経験の仕事に転職するにはそれなりに苦労もあります。
その筆頭にあげられるのが転職活動。
リハ業界への転職とはわけが違うので、結構苦労しがちです。
そこでこの記事では、理学療法士を辞めて一般企業に転職活動をするときに、どんな事に苦労するのかをお話ししていきたいと思います。
ぜひ心構えとしてこの記事を利用してやってください。
もちろん全て私の実体験です。
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どんな職種につこうか悩みがち
これありますね。
理学療法の世界しか知らない人が多いと思うので、いざ転職を決意したとして何の仕事をしようか迷いがちです。
そしてこの悩みは①業種、②職種の二つに分けられて、特に②で苦労しがちなのかなと思います。
業種と職種の違いは、前者が大きな枠組みで後者が具体的な業務内容のイメージです。
ちょっと詳しく説明します。
①業種で悩みがち
例えば、アニメが好きだからアニメ業界で働きたいとか、医療の世界は好きなのでPT以外の医療分野で働きたいとか、芸能の世界に興味があるから芸能の世界で働きたいとか、ですかね。
基本理学療法士は医療業界の人間以外との関わりがないですから、どの業種に転職をしたら良いか悩みがちです。
というか、医療業界以外の世界を知らなさすぎて、医療業界以外にどんな業種があるのかもよく分かっていない人が多いような気がしますね。
今の時点で働きたい業界がある人は良いですが、多くの人は他職種への転職を考えたときに一番最初に悩みがちですね。
②職種で悩みがち
働きたい業種ははっきりしてるけど、その世界でどんな仕事をしたいかがはっきりしない人も多いですね。
例えば、事務作業がしたいのか、現場で作業がしたいのか。
事務として働くにしても経理がしたいのか、法務がしたいのか、人事がしたいのか、企画がしたいのか、広報がしたいのか、などなど事務作業にもたくさん種類があります。
現場作業もそうですよね。
営業がしたいのか、物造りがしたいのか、運搬系がしたいのかなどなど現場業務にもたくさん種類があります。
ちなみに私の場合は、リハビリ業務以外に自分がやりたい職種があったので、実質働きたい業界を絞るだけの作業でしたから、特に職種選びで困ることはありませんでした。
ただ、このパターンは相当レアパターンだと思いますね。
多くの人は働いてみたい業界が先行して、その後付けて自分ができそうな仕事を選ぶ感じになるでしょうから。
逆に言えば、やりたい職種がはっきりしてる人は転職活動のスタートはそんなに苦労しないとも言えますね。
転職したい頭になってるのに決心つかないがち
これありますね。
医療業界以外の世界に飛び込むのが怖すぎて、エントリーにためらいがち。
自分が挑戦してみたい求人を見つけたのに、いざ応募のボタンを押そうと思うと指が動かなくて躊躇いがちです。
応募して即面接というわけではないのに、なぜかエントリーの時点で躊躇いがち。
これは医療業界の就職・転職事情が緩いことが原因ですね。
皆さんも就職するときに感じたかもしれませんが、リハ業界の就職事情はクソほど緩いですよね。
エントリーしたらほぼ100%面接までたどり着くし、面接までたどり着いたら高確率で内定がもらえる。
こういう経験をしてしまうと、エントリー=採用の思考になってしまいがちです。
なので、過去の成功体験的な事情からエントリーするだけでも色々悩んでしまうようになります。
ただ安心してください。
一般企業への転職活動はだいぶ事情が違います。
企業先によほどの事情がない限り、エントリー=内定のような事はないと思ってください。
むしろ面接までたどり着かないことの方が多いので、少しでも気になる求人があればガンガンエントリーするべきですね。
PT以外の仕事をやっていけるのか?とか、他職種に転職する不安だとかを忘れるくらい面接まで辿りきませんから、エントリー段階で躊躇うのはマジで何の意味もないですね。
職務経歴書の書き方わからないがち
これもありますね。
特に初めての転職活動の時には結構苦労すると思います。
職務経歴書というのは、自分が過去や現在勤めてきた先でどんな仕事をしていたのかを企業に伝えるための書類の事です。
履歴書とは違って、具体的な業務内容に踏み込んで自分をアピールするプロフィールみたいな感じです。
これの何が苦労するかというと、一般企業の採用担当の人にリハ業界の職務内容を理解してもらう事に苦労しがちという感じです。
例えば、同じリハ業界に転職するなら自分がやってきた業務をそのまま書けば伝わりますが、全然違う業界に転職をする場合には相手に「リハビリ業務とは何なのか」を理解してもらう事から始めないといけません。
何も知らない人にボバースやらを熱弁しても、それはドラクエ知らん人にドラクエの魔法を熱弁するのと同じくらい理解不能な事ですからね。
リハビリとはどんな仕事で、その仕事をする上でどんな頭の使い方をして、医療人としてどのように患者さんに対応してきたのかを分かりやすく説明した上で、その経験を希望職種でどう活かしいくのかをアピールしないといけません。
というわけで、職務経歴書の作成は結構頭を使う作業になります。
ここに苦労しがちということです。
これは一人では大変な作業になりますから、出来れば転職エージェントでサポートを受けたほうが良いですね。
詳しくはまた後でお話しします。
書類選考に時間かかりすぎて不安になりがち
これありますね。
書類選考に時間がかかるのは当たり前なんですが、学生の頃の就職活動の経験を忘れてる人も多く、中々返事がこないことに対して不安になりがちです。
それに書類選考で落ちると返事が返ってこない場合も多いんですが、そのことを知らずに永遠に返事待ちがちもありますね。
大体1週間くらいして返ってこなければ書類で切られてますから、さっさと切り替えて次にいきましょう。
面接まで辿り着かなくて心折れがち
これめちゃくちゃありますね。
先ほどの続きみたいな感じですが、医療業界での転職と違って一般企業への転職はエントリーの段階でガンガン切られます。
あまりに通らなさすぎて心折れがちです。
私も初めての時はびっくらこきました。
PTとして就職した時は確か4カ所受けて3カ所は最終面接まで辿り着いたと記憶してるんですが、一般企業への転職活動を始めた時は最初の5社はエントリー段階で全部切られました。
マイナビの話によると、書類選考段階(エントリー段階)では50%〜70%の確率で切られるらしいです。
私の場合70%を5回続けて引いたので、その確率は約17%になりますね。
つまり、約6人に1人くらいは5回連続で書類で切られる計算になります。
まあ私の場合は上場企業とかを狙い撃ちしていたので、競争相手が悪すぎたというのもあるでしょうね。
旧帝や早慶を卒業した奴らと戦わなくちゃいけないわけで、そんなの書類の段階でハネられて当然というか。
一般企業への転職はこのような激しい競争に曝されるので、一応その覚悟だけはしておいて欲しいですね。
逆に言えば、書類で落ちまくるのは当然だと知っておけば、実際に落ちた時のショックもだいぶ緩和されるということです。
学歴の差を如実に感じがち
これありますね。
我々のような中途未経験の場合、基本的には「学歴不問」「未経験者OK」を中心に選んでいく事になります。
ただ、このような「エントリー段階ではフィルター掛けてないよ!」と標榜している企業でも書類選考でガンガン切られます。
学歴不問・未経験者歓迎ってどういう意味だっけ?と思うくらい、マジで通らない。
これはいわゆる学歴社会の壁ですね。
理学療法士にとっては厳しい現実です。
だから落ちるのはある種当然と思って開き直ってください。
書類で切られるのはあなただけじゃないです。
私もたくさん切られて心が無の境地に達して、初めて内定をゲットしました。
ぜひ心が無になるくらいまで頑張ってください。
結局心折れてリハ業界で転職しがち
これめちゃくちゃありますねw
というか、ほとんどの人が最終的にこのパターンに落ち着くと思います。
実際に転職活動をすると「やっぱり理学療法士が他職種に転職するのはかなりハードルが高いなー」と実感します。
経験則ですが、今あなたが感じている印象の10倍近く大変だと思いますよ。
特に私の場合は、面接まで辿り着かなかったことが何よりキツかったですね。
書類で切られるということは、実際に会って自分をアピールする機会すら貰えないという事です。
そうなると職務経歴書に全集中しないといけないわけですが、そもそも職務経歴書を読まれる以前の段階で学歴フィルターに掛けられて破滅の刃です。
マジで現実の厳しさを知った瞬間でした。
一方で理学療法士として転職活動をするなら、少なくともほぼ確で面接まではたどり着きますからね。
そこで内定を貰えるかはまた別問題ですが、一般企業の数十倍チャンスがあるのは紛れもない事実。
一般企業への転職活動を経験するとこの残酷な現実を知る事になって、結局リハ業界で転職しがちですね。
メンタル削られる覚悟があるなら一般企業の転職活動を頑張って欲しいですが、消耗度が激しすぎてきついって人はリハ業界内での転職を考えるのもありだと思いますよ。
転職活動は基本孤独になりがち
これありますね。
転職活動は、求人サイトから良さげな求人探してきて黙々とエントリーしまくるみたいな事務作業的側面があります。
なので、基本誰にも相談せずに一人でこなしがちです。
言い換えれば、心が孤独になりがちって感じですね。
それに転職活動の経験がないので、自分を上手くアピールできてるかもよく分からずに色々と不安になりがち。
しかもその孤独なメンタル状況で書類落選の事実を受け止める必要があるので、かなり寂しいがちです。
というか、単刀直入に言えば辛いがちです。
下手したらメンタル病みます。
この状況に耐えられる鋼のメンタル勇者なら何てことはないでしょうが、私は無理でしたね。
マジでハゲるかと思いました。
この不安な状況に耐えられる自信のない人は、是非転職エージェントに転職の相談をしてください。
相談するとしないとでは、マジでメンタルの持ちように大きな違いが出ますよ。
アドバイザーが転職先を斡旋してくれる
これありますね。
転職エージェントというのは、一言で言えば転職先を斡旋してくれる仲介屋みたいな感じです。
仲介屋というと総会屋みたいで耳障り悪いですが、別にヤ◯ザが斡旋する訳じゃないんで安心してください。
エージェントに相談することで、転職活動をしてる人に専任のアドバイザーが付いてくれて、求人探し・職務経歴書の書き方・自分にあった仕事などをアドバイスしてくれます。
ざっくり言えば、転職活動を助けてくれる相談屋ですね。
仲介屋というのは訂正して置いてくださいw
先ほど職務経歴書で苦労しがちのところでも話をしましたが、その書き方についても転職エージェントに相談しながら自分を上手くアピールする方法を確立して欲しいですね。
転職をしようか迷ってる人こそ相談する意義ありがち
これありますね。
アドバイザーの方に転職を相談する意義というのは大きく分けて二つあります。
一つは、自分の転職活動をストレスなく成功させるためです。
そしてもう一つは、自分は今転職をするべきなのか?今転職をしたところで望むような仕事につけるのか?ということを相談するためです。
なので、転職を決意している人よりも、むしろ転職に迷っている人の方が相談することの意義が大きいと言えるんです。
あとはどこのエージェントに相談するのが良いのかという話になりますが、これは私の中である程度鉄板があります。
まず、リハビリ業界での転職に切り替えた人はマイナビコメディカルですね。
リハ専門の転職エージェントとしては、私の知る限り最大手。
求人もたくさん紹介してくれてアドバイザーの質も高いのでかなりオススメです。
マイナビコメディカル公式HP
→https://co-medical.mynavi.jp/
一般企業に転職を考えてる人は、就職Shopがオススメですね。
転職の大御所リクルートが運営する未経験者の転職サポートに特化したエージェントです。
このエージェントの最大の魅力は、書類選考なく面接までたどり着くことができると言うことです。
散々上で話してきた通り、未経験者は面接までたどり着くのにガチで苦労します。
なので、書類選考なくエントリーできる就職Shopの価値はめちゃくちゃ高い。
しかもリクルート系なので求人の質もかなり良いですね。
マジでオススメですよ。
就職Shop公式HP
→https://www.ss-shop.jp/
これらのサービスは完全無料ですから、ぜひ自分の転職活動が有利になるように活用してくださいね。
挑戦する人を応援しがち
これめちゃくちゃありますね。
私は今までの人生で様々なことに挑戦してきました。
転職もその一つで、医療業界に限らず様々な分野に挑戦してきました。
その経験から言えることは、自分の人生なんだから好きなことしたらええやんと言うことですね。
どうせ一度きりの人生なんだし、無難に終わるよりも激しく散った方が良いじゃないかと。
まあこういう価値観を持てるのは私が独身貴族だからと言うのもあると思います。
世帯持ちは自分一人の決断だけではどうにもならないこともありますからね。
でも、そういう事情の一切をひっくるめて、私は挑戦する人を応援したいですね。
誰に何を言われようと自分の人生ですから、自分が好きなように生きるのが一番の正解ですよ。
だから頑張ってくださいな!
それでは。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
お役に立てれば光栄です。
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